2014年12月30日

2014年の出来事

こんにちは。

気付けば2014年に一度も日記を書いていなかったので、今年の最後に一年を振り返っておこうと思います。


■ 5月1日~26日・個展 『エアコン配管大百科』 開催特設ページ


↑会場の様子


今年は何といっても、これ。初の個展を開催しました。

しかも「エアコンの配管の写真展」ということで、正直見に来る人がいるのか怪しかったんですが、蓋を開けてみれば沢山の方に来て頂きました。
こういう分かりづらい趣味を分かり合える同志がいるというのは、うれしいことです。


個展の開催自体は昨年の10月頃に決定し、まずは展示用の写真を撮りためるところから準備開始。
3月頃には写真の選定、4月は展示レイアウトの決定とパネルの制作と、慌ただしく準備してました。

他にも、記念写真を撮る用に実物のエアコン配管を使った室外機パネルを制作したり、個展グッズとして、個展会場のお店・シカクと協力して「エアコン配管トレーディングカード(全40種)」を制作したり……。


↑記念撮影パネル


↑エアコン配管トレカ


↑エアコン配管トレカ販売の様子


特に「エアコン配管トレカ」は完成度が高くて、かなり気に入ってます。
今でもシカクの通販で買えますので、気になった方は是非。


ところで、この路上観察写真をトレカにするという手法(?)、いろんな種類の観察物に適用できると思うので、エアコン配管以外のトレカも誰か作らないかなあ、と密かに期待している今日この頃です。
同人トレカブームが来ないかな。


しかし、こうして書いてみると改めて分かるんですが、準備することが山ほどあって、特に4月はべらぼうに忙しかったですね。

その上、5月10日には個展開催記念のトークイベントもやりました。


■ 5月10日・トークイベント 『ゆるふわ路上観察日記』 開催


↑イベント会場の様子


当日は、いつもお世話になっているライターのやきそばかおるさんに来て頂き、一緒にトークを盛り上げて頂きました。

トークの内容はというと、前半はエアコン配管の話、後半はそれ以外の路上観察の話で、合計みっちり3時間。
私が今気になってることを山盛りで話させてもらいました。

いやー、楽しかった。
エアコン配管の話でここまで盛り上がる空間は、そうそうないと思います。ありがたかったです。


■ 5月11日・よみうりテレビ 『もってる!?モテるくん』 出演

今年も1本、テレビ出演しました(関西ローカル)。

去年出た番組は、どっちかというと「こんな変な人がいますよー!」という感じで弄り倒される雰囲気だったんですが、今回は逆。

「こういう観察眼を持った人がいるんです、すごいですよね!」という雰囲気で、かなりの歓迎ムード。

舞台袖でも、タレントの方が興味を持って話かけてくれたり。
芸人の方が持ってきた写真を私が判定する謎のコーナでも、かなり分かってる感じの写真を出していただき、唸りました。
いい番組でした。

収録は、大阪・京橋のよみうりテレビでした(4月4日)。


↑よみうりテレビのビル


今年はこの他にも、全国放送の番組の担当者と打ち合わせしていた案件もあったのですが、そっちは残念ながら企画がポシャったみたいで、日の目を見ることはありませんでした。


■ 8月25日 『デイリーポータルZ新人賞』 惜しかった作品に選出

この夏、私の大好きな「デイリーポータルZ」で、新人賞の募集がありました。

これは絶対応募せねばと思い、ネタ作りのために福岡まで行ってきました。それで書き上げたのが、この記事です。

 ・電波時計に最高の贅沢を

で、結果として「惜しかった作品」に選ばれたのでした。

もちろん大賞狙いだったので、最初はガクッという感じではあったのですが、掲載されたウェブマスター林さんのコメントがうれしくて、一人で小躍りしてました。


そしてさらにうれしいことに、10月25日に開催された受賞記念パーティに呼んで頂きました。

会場は目黒の雅叙園――と言っても、関西人の私にはピンと来なかったんですが、かなり良いところだそうです。豪華でした。


↑会場の様子


二次会まで参加して、ライターの方や受賞者の方々とお話させてもらって、うれしくて楽しくて、という感じの一夜でした。


■ 9月14日 『第二回文学フリマ大阪』 参加

恒例の文学フリマ。11月の東京開催の前に、二回目の大阪開催があったので、それに参加しました。

新刊は『日常想像研究所2』ということで、2年前に書いた本の続編になります。7月~8月の間に書き下ろしました。


 

↑書影


地味に人気があるこのシリーズ。すごく地味なコラムなんですが、今回もいい具合に仕上がったと思います。現在は、シカクの通販で購入可能です。


それと今回の文フリは、配置が神がかってました。


↑大阪文フリでの自スペース


「壁」であり、そのうえ独立した「島」なのです。自分でも何を言ってるのか分からなくなりますが、上の写真の通りで、本当に孤立しているのです。

これが会場でものすごく目立っていて、おかげ様で「エアコン配管トレカ」がいっぱい売れたのでした。


そして、これも恒例のエキサイトレビューの文フリレポートで、『日常想像研究所2』を紹介して頂きました。

 ・堺の怖い話、妖怪、郵便、そして同人誌発表作品は文学賞に応募できるのか。第2回大阪文学フリマレポ(エキレビ!)


■ 9月27日・トークイベント 『街の怪物件ナイト!』 出演

放送作家の吉村智樹さんに誘っていただき、ロフトプラスワンウエストで開催されたイベントに出演しました。

私はエアコン配管観察のいろはについて、30分ほどスライドトークしました。


ところでこのイベント、他の出演者の方がまたすごい。

路上観察のベテラン、吉村さんを筆頭として、街にあるうずまきを集める、うずまきアイドルの柴田綾さん、64歳の現役アイドルで、「遠心力を制御せよ」という素晴らしい持ち歌があるプリンセスやすこさん、珍スポット巡りのみわさんという、すごくカオスなメンバでした。


↑会場の様子


■ 11月24日 『第十九回文学フリマ』 参加

東京の文フリにも参加。

大阪が予想外の神配置で忙しかったのに対して、東京はいつもの文フリという感じでした。


↑自スペースの様子


■ 12月9日・東横インファン対談

説明しても何のことやらだと思うので、とりあえず記事を見てもらえばと思います。

 ・東横インあるある対談~東西の東横インファン工藤さん、斎藤さん御対面(エキサイトbit)

やきそばかおるさんにお誘い頂き、東横インファン対談なるものが開催されたのでした。

対談のお相手は、ライターの工藤考浩さん。『愛する人に東横インをプレゼントしよう』の著者、やっぱりぱんつさんの旦那さんで、東横インの模型をプレゼントされた方です。

私はというと、以前から「東横イン巡り」をやっていて、現在は全店舗の約20%にあたる52店舗を訪問している、自称東横インマニアです。

まさかこんな感じで東横趣味が生かされるとは! とても楽しい対談でした。


あ、もちろん対談のあとは、東横インに泊まりました。


↑東横イン


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そんなわけで、駆け足で振り返る2014年でした。

来年も、引き続きよろしくお願い致します。

ちなみに、もう一つのブログ「日常想像研究所」は、月一回程度更新してますので、そちらもよろしくお願いします。

ではまた。

2013年10月26日

お知らせ 「第十七回 文学フリマ」ほか

 また随分と日が開いてしまいました。この日記が更新されるということは、年に二回の文学フリマの告知です。そのほかにも、いくつかお知らせがあります。

※ここでは告知してなかったですが、日記以外のコラムは新しいブログ「日常想像研究所」で更新中ですので、そちらもどうぞご覧下さい。


■ 文フリのこと

 11/4に開催される「第十七回文学フリマ」に、サークルNEKOPLAとして参加します。

 第十七回 文学フリマ

 ・開催日  2013年11月4日(月・祝)
 ・開催場所 東京流通センター
 ・配置場所 オ-05 「NEKOPLA」

 今回は、満を持して「エアコン配管」の本を出します。題して『よくわかるエアコン配管観察』。



 おそらく世界で唯一と思われる、エアコンの配管を観察するための入門書です。実際に私が採集したエアコン配管写真を例に、エアコン配管の魅力や、観察するポイントなど、エアコン配管に関するありとあらゆることが網羅された本になっています。
 また、本文はモノクロですが、巻頭ではエアコン配管グラビアをカラーで収録という、エアコン配管好きにはたまらない仕様となっています。(詳細はこちらへ

 既刊は、『まちかどフリップフロップ』と『めぐりコンプリート』を持って行きます。
 『日常想像研究所』は在庫僅少につき、たぶん表には出していませんので、所望の方はその旨おっしゃって頂ければ奥から出てきます(なんだその売り方は)。

 そんなわけで、お近くの方はぜひスペースまでお越し下さいませ!


■ ウェブ掲載

 そんな「エアコン配管観察」ですが、新刊の発行に先駆けて、日刊サイゾーで記事にして頂きました。

 日刊サイゾー 『作業員のセンスに萌える、エアコン配管観察家

 (2013/9/20掲載)

 ここでは、『よくわかるエアコン配管観察』でも紹介している、配管分類の一部を紹介して頂いています。エアコン配管観察とはなんぞや!? と気になっている方は、ぜひご覧下さい。


■ テレビ出演

 そしてさらに、テレビに出ます(関西ローカル)。

 関西テレビ 「ギョクセキっ!

 ・放送日 2013年11月11日(月) 24:35~

 出演時の肩書きは「日常研究家」で、私の活動のうち、エアコン配管、アマゾンの箱、ポス像、岬ゆきのバス、東横インめぐりを駆け足で紹介する感じになるかと思います。VTR+スタジオ出演で、計15分くらい出ずっぱりだと思いますので(なんと)、近畿2府4県+徳島の方は気が向いたらご覧下さい。

 もう収録は終わっていて、どんな内容か分かってるだけに放送を見るのが怖いです。にやにやしながら何か変なこと言ってると思いますが、どうか寛容な心でご覧下さい。

2013年05月13日

いろいろとか文フリとか

■ 文フリのこと

 随分遅くなりましたが……4/14の「文学フリマin大阪」に参加してきました。今回も多くの方にお越しいただき、どうもありがとうございました。


 


 こんな感じで、今回はジャンル「小説」のサークルに混じって新刊『まちかどフリップフロップ』ほかを売ってました。

 初の大阪開催ということで、会場もいつもよりコンパクト。ゆっくりじっくり見て回れるという意味では、個人的にちょうど良いというか、何とも心地よい空間でした。

 あと大阪に住み始めて7年目だけど、初めて御堂筋線で「なかもず」まで行きました。


■ 関西コミティアのこと

 で、次は「関西コミティア」に初参加します。

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 関西コミティア42
 ・日時: 5/19(日)
 ・場所: 天満橋OMMビル
 ・配置: 「E-47」 NEKOPLA

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 特に新しい頒布物はありませんが、お品書きは、

 「まちかどフリップフロップ」
 「めぐりコンプリート」
 「日常想像研究所」(在庫僅少)

です。本の詳細はこちらで。

 ところで、イベント・コンプリートを目指してるわけではないのですが、とりあえず去年から順番に有名どころのイベントに参加して行ってます。

 これまで、東の「コミックマーケット」、西の「こみっくトレジャー」「関西コミティア」と来たので、残るは本家「コミティア」だろうかなぁ。でも文フリと日が被ることの多いコミティアなので、狙い目は夏のコミティアかなぁ。などと思索中……。


■ 「日常⊇非日常」ウェブ公開のこと

 それに関連して、なのですが、NEKOPLAが初めて制作した本「日常⊇非日常」をネット配布版として無料公開しました。

 ダウンロードはこちらから。

 公開の仕方はいろいろ考えたんですが、とりあえずどんなことやってるのか見て欲しかったので、一番見やすい形で公開することにしました。

 習作的な本なので、今見ると恥ずかしいところもあるのですが、内容は面白いのでみんな見てね!(手前味噌)


■ 「風呂」のこと

 これまた随分前、3月30日の話なんですが……

 私が制作したゲーム「風呂」の話題を、インタビュー形式で記事にして頂いてます。

  エキサイトビット
  『研究者に「おそろしく退屈なゲーム」と評された斎藤さんのPCゲームって?

 ライターは、やきそばかおるさんです。いつもありがとうございます。


 ――もっとブログを更新したい! というのが今年は目標です。一年も半分終わった頃に言っても、全く説得力ないけれど……。

2013年03月20日

文フリ新刊ほか

 またまたお久しぶりです。
 更新があるということは、イコールもうすぐ「文学フリマ」があります。そして今回の文学フリマは、なんと初の大阪開催なのです。わー。

 そんなわけで、告知です。

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 第十六回 文学フリマin大阪

 ・開催日  2013年4月14日(日)
 ・開催場所 堺市産業振興センター イベントホール
 ・配置場所 D-29 「NEKOPLA」
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 今回の新刊はいつもと少し毛色が違う、写真短編小説です。
 写真短編小説とは何かというと、写真と、それに関する短編小説で構成される本です。タイトルは『まちかどフリップフロップ』で、書影はこんな感じ。今回、ひさしぶりにイラストも描いてみました。


 

まちかどフリップフロップ (イベント価格 400円)

街角にひそむ、ちょっと不思議なものを見つける「路上観察」。
本書は、路上観察ガールの<先輩>が、路上観察写真を見ながら恍惚と持論を繰り広げる短編小説です。
小説と合わせて、路上観察写真もフルカラーで多数収録!


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 この本について順番に話をすると……それはいまから2年前、初めて文学フリマに参加したとき(そのときのレポート)に頒布した、『路傍画報』という路上観察写真集にまでさかのぼります。
 この本、おかげさまで小好評(ひかえめ)で、持って行った分は全て売れてしまったのですが、

 (1) なにぶん「自宅製本」ということもあり、作るのが面倒くさい
 (2) インクジェットプリンタで印刷したため、製造コストが……

という理由により、以降、日の目をみることはありませんでした。

 今回の新刊は、そんな不遇の『路傍画報』を現代に復活させよう! というところから始まった企画なのです。つまり、『まちかどフリップフロップ』は、『路傍画報』のリニューアル版という位置付けだったのです。……だったのです。

 が、結局、蓋を開けてみると全然違う本になりました。

 前述のように、この本の半分は短編小説です(約12000字)。
 ストーリは、とある大学の「日常想像研究会」というサークルで、部長である<先輩>の持って来た『路傍画報』という一冊の本を元に進んでいきます。
 そのため、小説の合間には『路傍画報』の写真(再掲)や、半分くらいは新しい写真を掲載しています。そんな本です。



 本文のイメージ(見開き)はこんな感じで、写真と小説が掲載されてます。ご覧の通りフルカラーで、サイズは小さめのB6(横)という妙な形です。
 どうぞ、お楽しみに。


 


 既刊は、『日常想像研究所』と『めぐりコンプリート』を持って行きます(本の詳細はこちら)。その他の本は、残念ながら在庫なしです。


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 ――と、今回はなんだか急いで本を作ってサイトを更新して……というのをやっているのですが(なにせまだ1ヶ月近く前なのに、すでに印刷所への入稿が済んでいる!)、なぜかというと、4月の前半はアメリカ出張のため全く何の作業も出来ないのです。しかも帰国が4月13日(文フリ前日)の夜という、かなり絶望的なスケジュールなのです……なのです……。

 はたして私は、文学フリマに無事に参加できるのか。飛行機が遅れない限りはきっと大丈夫だとは思いますが、ひとつ確実に言えるのは、時差ボケで眠さと戦っていると思われます。


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 その他、お知らせです。すでにご存じの方もいるかと思いますが、なんと私のアマゾン箱蒐集活動を取材して頂きました。

アマゾンの箱を全種類めざして集めている斎藤さんの、地味な苦労

 ライターは、以前に東京カルチャーカルチャーのイベントにも呼んでいただいた、やきそばかおるさんです。この変な趣味を、すごく魅力的で面白い記事にまとめて下さいました。ありがとうございます!

2012年11月04日

ここ半年の出来事

 更新してなかったこの半年にも、なにやらいろいろありました。今さらですけど、ダイジェスト的に記録しておきます。


●国会図書館への納本(2012/10/26)

 国内で発行されたすべての出版物は、国会図書館に納本することが義務付けられてます。それは個人で出版した同人誌も例外ではなく、納本する意思があれば、ちゃんと受付けてもらえて、書庫で永久に保管してくれるのです。
 納本は郵送でもOKなんですが、せっかくなので国会図書館まで持って行ったのが、10月26日のこと。


 


 国会議事堂の隣にあります、泣く子も黙る国立国会図書館。無限に増え続ける書物に対して、どんな風に収納スペースを確保してるのかが気になるところです。
 さて納本者は、一般の入り口ではなく、関係者入り口で受付をして、ゲストとして入館します。納本自体は、受領書に住所氏名を書く程度で、5分もかからず終了。今回は「日常⊇非日常」「タイムカン読本」「日常想像研究所」の3冊を納本してきました。

 いま国会図書館のデータベースを検索してみると、ちゃんとその三冊が登録されてますね。自分の本が未来永劫保管されるのかと思うと、胸が熱くなります。


●カップヌードル保存缶(2012/9/17)

 かつて、10年間保存可能な「カップヌードルタイムカン」(もう詳しい説明はしませんが)を発売した日清が、保存食目的で3年間保存可能な「カップヌードル保存缶」というのを発表しました。大阪・横浜のカップヌードルミュージアムで限定発売されてたのですが、何はともあれ「とりあえず買っとかないと」と思って、買いに行ったのが、9月17日のこと。


 


 もう、年に一回開けて品質調査をしたりはしませんが、しかしいつ食べるのかが難しい。


●夏の帰省(2012/8/12)

 普通に実家へ帰るのは飽きたため、前回GWのときは、瀬戸大橋が架かる島を巡りながら帰省してみたりしました(→櫃石島と岩黒島)。それに続く今回、神戸から路線バスだけを使って徳島に渡ってみようと試みたのが、8月12日のこと。


 

 舞子から、明石海峡大橋を渡ってすぐに一般道へ降りる路線バスに乗ります。


 

 ムチウチ観音などを眺めつつ、淡路島島内の一般道を南下。


 

 津名港で一度バスを乗り換え、洲本バスターミナルへ。そこから数少ない徳島行きのバスに乗って、今回の帰省は終了。
 あれ? 意外とあっさり終わったような。通常(高速バス)なら1時間半ほどの行程を、3時間半ほどかけて走破したのでした。


●夏の旅行(2012/7/15~16)

 JR乗りつぶしが終わってからというもの、目に見えて旅行の回数が減ったんですが、それでも季節に一度はどこか遠くへ行ってます。そんなわけで、ふたたび飯田線に乗ったり、富士山麓に行ったり、本栖湖に行ったりしたのが、7月15~16日のこと。

 

 秘境駅の小和田駅に行ったり、


 

 青木ヶ原樹海でコンパスの具合を確かめたり、


 

 本栖湖で千円札と記念撮影したりしました。


●ゲーミフィケーション

 話は変わりますが、井上明人「ゲーミフィケーション」(NHK出版)という書籍にて、私の作ったゲーム「風呂」(→これです)が少しだけ紹介されています。

 夏休み、布団でごろごろしながら偶然その本を読んでたんですが、突然「風呂」が登場してビックリ仰天したのが、8月17日のこと。


 


 どんな風に紹介して下さってるかは、ぜひ本文をご覧下さい。「風呂の達人」が印刷物に載るのは、「週刊アスキー」のAmazon記事(→2011年5月の話)にこっそり登場したのに続き、何気に二度目だったりして、いろいろとビックリです。

2012年01月01日

2011年を振り返る

 気が付けば年も明け、2012年になりました。ご覧の通り、かなりマイペースなブログですが、今年もよろしくお願いします。

 さて新年早々ですが、いきなり「去年一年間のまとめ」という、「そんなの去年のうちにやっとけよ」というエントリからスタートする当ブログです。題して、『2011年を振り返る』(そのまんま)。そもそも、ほとんど日常が記録できてないのが気がかりで、本当はもう少し子細に日記を補完していこうと思ったんですが、作業開始早々に諦めたというのは秘密です。


○本のこと

 2011年の一番大きな変化は、「本づくり」を始めたことです。

 最初は、6月12日の『第十二回文学フリマ』というイベントに合わせて、本を二冊作りました。いきなり二冊作ったのは、一冊だけだと売り場が寂しいかなぁと何となく思ったから。二冊とも「手製本」に挑戦したので、本文の制作以外にも、紙の選定や調達、印刷、製本作業まで完全DIY。4月〜5月にかけて、ちまちまと二冊まとめて作ってました。うん、いきなりだったけどよくやりきった。同人・製本ノウハウについて教えて下さった某氏、いろいろとお世話になり、どうもありがとうございました。

 文フリ当日の様子や、本の詳細はこの辺のエントリ(→「文学フリマ初参戦記」)をご参照下さいませ。

 その後、また間髪入れずに次の文学フリマへ申し込み。11月3日開催の『第十三回文学フリマ』に合わせて作ったのが『タイムカン読本』でした。このタイミングで「Adobe InDesign」というDTPソフトを購入したり(すごく高い)、初めて印刷所で製本してもらったりと、どっぷりDTP趣味に足を突っ込むことに。ずぼずぼずぼ(沼)。原稿(と本業の仕事)に追われて、9月〜10月初旬は死にそうになってたのも良い思い出です。文フリ本番では初めての合体配置にも成功し、「本づくり元年」としての今年一年を印象付ける出来事になりました。

 何にせよ、この趣味のおかげで私の2011年はとても充実していたと思います。ありがとう、そしてありがとう!

 今年も今年とて、新刊は文フリ合わせで作っていく予定です。次回は5月6日の『第十四回文学フリマ』(予定)。本のテーマは何にしようかなぁ。まだ何も考えてません。

【関連】

・5/24発売『週刊アスキー』で、特集記事「amazon ボックス大活用」に協力(ダンボール提供、コメント掲載)させて頂きました。
 (『日常⊇非日常』に掲載した「Amazonの箱いろいろ」に関連)

・6/12掲載『エキサイトレビュー』で、『日常⊇非日常』をライターオススメ本として紹介して頂きました。
 → 第12回文学フリマで見つけた噂のすごい本!

・11/9掲載『エキサイトレビュー』で、『タイムカン読本』をライターオススメ本として紹介して頂きました。
 → 第13回文学フリマでまたまた見つけた凄い本

・11/22開催『ゆるい専門家ナイト5』で、『日常⊇非日常』に掲載の「岬ゆきのバス」についてトークさせて頂きました。

・本は現在、以下の委託先で通信販売して頂いています(イベント価格より100円高いです)。
 ー とらのあな:『タイムカン読本
 ー シカク:『タイムカン読本』、『日常⊇非日常


○旅行のこと

 2010年に、長年続けていた『JR全線乗りつぶし』を終えたこともあり、鉄道旅行趣味としては少し落ち着いた2011年でした。それでも、新規開業した「東北新幹線(八戸〜新青森)」と「九州新幹線(博多〜新八代)」にはちゃんと乗りに行って、全線完乗タイトルは保持してます。

 詳細は省略しますが、昨年の主なお出かけは以下の通りでした。

 ・2月11日〜13日

  ー 伊丹空港〜羽田空港〜新千歳空港(飛行機)
  ー 札幌〜青森(急行はまなす)
  ー 青森〜大間崎(在来線・路線バス)
  ー 大間港〜函館港(フェリー)
  ー 函館〜仙台(在来線・新幹線)
  ー 仙台空港〜伊丹空港(飛行機)

 ・5月4日〜6日

  ー 新大阪〜博多〜新八代(新幹線)
  ー 新八代〜鹿児島中央(肥薩おれんじ鉄道・在来線)
  ー 鹿児島港〜種子島(高速船)
  ー 種子島(レンタカー)
  ー 種子島〜鹿児島港(高速船)
  ー 鹿児島空港〜伊丹空港(飛行機)

 ・8月19日〜8月21日

  ー 伊丹空港〜新千歳空港(飛行機)
  ー 新千歳空港〜札幌〜小樽(在来線)
  ー 小樽〜神威岬〜小樽(路線バス)
  ー 小樽〜札幌〜新千歳空港(在来線)
  ー 新千歳空港〜新潟空港〜伊丹空港(飛行機)

 ・その他、日帰りなど
  ー 金沢(10月9日)
  ー 竹原(11月20日)
  ー 東京:計12日間
  ー 徳島:計10日間

 あんまり旅行に行けなかった印象なんですが、こうしてみると結構いっぱい行ってますね。特に東京は何だかんだ月1ペースで行ってるため、新幹線に乗るのもそろそろ飽きてきました。今年は東京行きを少し減らして、ローカル私鉄乗りつぶしをもう少し進めていきたいところです。島巡り・岬巡りも継続して。

 あと、3月の震災の1ヶ月前に仙台空港に行ってたこともあって、テレビに映る水没した仙台空港の光景は結構衝撃的でした。震災当日は仕事で岡山にいたので、特に何の揺れもなく。帰りに通った新大阪駅が混沌としてたのが印象に残ってます(東海道新幹線が止まってたので)。


○その他

 10年越しのプロジェクトだった『タイムカン埋蔵計画』は、自分で言うのもなんですが感動的でした。10年に渡っていろんな出来事が絶妙のタイミングで発生して、最後に一冊の本としてまとめるところまで行ったのは、奇跡的な気がしてます。詳細は、このエントリ(→「タイムカン埋蔵計画完結編」)、および幣著『タイムカン読本』をご覧下さい(宣伝)。

【関連】

・9/16掲載『デイリーポータルZ:デイリー道場』に入選しました。
 → デイリー道場

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 その他、本を140冊、CDを79枚、アニメを13本、ライヴを20本、見たらしいです。どこにそんな時間があったのか、さっぱり分かりませんが……。

 そんな2011年でしたが、2012年も引き続きよろしくお願い致します。今年もまた何か新しいことをやりたいなぁ、と願望を述べておきます。さてはて。

2011年12月03日

お知らせと近況

 お知らせばかりで、どこが日記だよ、という感じの近年の『新・不条理日記』です、こんにちは。「ですます調」と「だである調」が、文章の内容によって変わるのが特徴です(いい加減)。

 さて、先日の『文学フリマ』で販売した『タイムカン読本』(こちらを参照)ですが、委託先での通信販売が始まりました(前回出した『日常⊇非日常』も!)。

 ●とらのあな・・・『タイムカン読本
 ●シカク・・・『タイムカン読本』、『日常⊇非日常

 価格は、イベント価格より100円ほど高いですのご注意を。とらのあな店頭でも売ってるかもしれません(実はよく知らない)。シカクさんは店でも売って頂いてます。

 今後のイベント参加予定ですが、来年の文学フリマの前に、2012年1月15日にインテックス大阪で開催される『こみっくトレジャー19』に参加予定です。オールジャンルのイベントなので、客層的に全く売れる気はしないですが!
 こみトレ合わせの新刊はありません。『タイムカン読本』と『日常⊇非日常』を持参予定。

 以上、取り急ぎお知らせでした。

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 と、これだけなのもなんなので、夏以降の出来事を駆け足で、逆時系列的に書いておきます。


●先日11月22日は、東京の「東京カルチャーカルチャー」にいました。

 カルカルで開催された、『ゆるい専門家ナイト5』というイベントに登壇させて頂きました。


 


 なぜか「岬ゆきのバス」について語る私。気になる方は、この広いインターネットのどこかに動画が転がっていますので、自力で探してください(おしえない)。他のゆるい専門家の方々の話も面白くて、楽しいイベントでありました。


11月20日は、広島県の竹原にいました。


 

 

 


 当サイト的には、竹原郵便局前の巨大「ポス像」が気になるところです。


11月3日は、東京の「東京流通センター」にいました。


 


 告知していた通り、『文学フリマ』に参加しました。当日いらしてくれた方、本を買ってくださった方、どうもありがとうございました。
 ねこプラで随分前から知り合っていた方にも今回初めてお会いできたりと、大変嬉しいイベントになりました。

 ここで前回のようにイベントレポートを書こうと思いつつも、例によってまだ準備中ですので、当日の様子は今回一緒に参加したezoryさん(サイト『いぬ型干渉体』)の「第十三回文学フリマレポ」をご覧下さい。(なんて他人任せな!)


10月9日は、金沢の湯涌温泉にいました。


 

 


 行くのは5月に続いて2度目なんですが、今回の『ぼんぼり祭り』は良いイベントでした。祭りの最後まではいられなかったので、続きは帰ってからUstreamで視聴。映像を見ながら、あんなにすごいことになってるなら最後までいれば良かったなぁ、と思ったりしたのでした。


9月17~18日は、東京にいました。


 


 代々木体育館にライブ2daysをフルで見に行ったり、


 


 宿泊した東横インの構造に驚愕したり(廊下が屋外だった。完全に元マンション)、


 


 オープン直後の「横浜カップヌードルミュージアム」に行くなど。
 写真を見てると、このときはものすごく暑かったのを思い出します。もう3ヶ月も前なんだなぁ……。


8月19~21日は、北海道にいました。


 


 札幌近郊をうろうろしたり、


 


 神威岬まで行ったけど、強風のため先端まで行けなかったり、


 


 小樽の街をうろうろと彷徨ったりしてました。


 と、これで前回の日記(タイムカン発掘)と時系列的に繋がりましたね。そのほか、文フリ用の原稿に追われたり、文フリ用の写真を撮りに行ったり、京都にも数回行っていますが、細かいところはまたの機会に(そんな機会はあるのか)。
 書きたいことは山ほどあるんですが、アウトプットがほとんど出来てない状況を来年はどうにか改善したいところです。

2011年01月23日

2011年の弁天山

 年の初めに、徳島にある日本一低い山「弁天山」に上りはじめて、早7年目。今年も年が明けてすぐに弁天山へ行ってきた。そんなわけで早速ご覧ください、これが今年の弁天山だ!


 


 ……と、勢いよく「今年の」と言ってみたものの、相手は山なのでそうそう変化するものではない。富士山型の電飾は相変わらずだし、ライトアップも特に変化しているようには見えない。違いが分かるように、過去の弁天山の写真を並べてみる。


 


 


 


 


 


 2007年の写真がないとか(たぶん行ってない)、昔のは同じアングルの写真がない(しかも昼)とかいろいろツッコミどころがあるけれど、今も昔も変わらぬ弁天山であった。
 参考までに、10年前の弁天山の写真も特別に公開しよう。


 


 10年前も変わらぬ弁天山であった。

 そんな昔話はさておき、今年の弁天山トピックス。山頂に設置されている記帳所の中に大きな変化があった。まず、去年2010年の記帳所は以下の様子であった。


 


 中には、おみくじや記帳用の和綴じノート、山の資料などが収められている。毎年ここでおみくじを引くのが恒例となっていたのだが、今年の記帳所は少し様子が違っていた。


 


 唐突に、福山雅治がいた。
 あまりに唐突すぎて一瞬意味が分からなかったが、記帳用ノートのコピーがあることから、おそらく福山氏が弁天山を訪問したであろうことは想像できる。実際に、ツアーで徳島に来た際に立ち寄ったのが発端でこうなったらしい。福山ファンにとっては、この弁天山はいわゆる聖地と化したのだろうか。ところで、おみくじはどこへ行った?

 記帳ノートに有名人というパターンは、私は過去に青森の三厩駅で見たことがある。


 


 三厩駅には、NHK「鉄道乗りつくしの旅」の途中で、旅人の関口知宏さんが記したノートが飾られてある。記帳ノートのコピーと本人の写真が飾られている点で、弁天山のそれとよく似ている。やはり、おらが町に有名人が来たとなると、浮かれて記帳ノートを掲示したくなるものなんだろうか。

 閑話休題。ついに有名人が訪問するまでになった弁天山、今後ともこの山から目が放せない。それでは、また1年後の正月に。

―――

関連:私が作った、一向にアクセス数が伸びない弁天山動画
 『そうだ 弁天山、行こう。』

2011年01月22日

11月・12月の出来事

 仕事に忙殺されている間に、いつの間にか2010年が終わっていて、いつの間にかブログの更新も2ヶ月以上ぶりになっていた。全くタイムリーな話題ではないけれど、ここに11月・12月の出来事を記しておく。

●11月1週目

 研修で松山に行っていた。往路は普通に(?) JRで5時間かけて行ったのだが、復路は会社からの交通費支給を辞退して、変なルートを通ってみた。


 


 まずは、伊予鉄道を乗りつぶす。いや、これは復路とは言わないか。伊予鉄は、(多くの観光客がそうだと思うけど)JR松山駅~伊予鉄松山市駅~道後温泉の経路しか乗ったことがなかった。市内電車に専用軌道部分があるとか、郊外電車が結構伸びてるとか、実際乗ってみないと分からないこともあるもんだ。半日かけて、全線一気に乗りつぶした。


 


 伊予鉄で有名なのは、全国でも珍しいダイヤモンドクロス。線路と線路が平面で交差していて、電車の通過待ちをする電車を見ることができる。電車が来る瞬間を狙って撮ってみた。電車だらけだなぁ。


 


 横河原駅(上写真)、郡中港駅と終着駅をめぐり、最後は高浜駅。そこからすぐのところにある松山観光港から、フェリーに乗って本州へと渡る。


 


 時間がギリギリだったので、慌しく切符を買って、出発間際のフェリーに飛び乗った。目指すは、呉。


 


 


 航海の途中で、狭小かつ高さ制限のある箇所を通過した。こんなところをフェリーが通るなんて! と私一人がデッキで興奮気味だった。いかにも瀬戸内海的な感じが素敵。
 やがて軍艦の姿が見えてくると、呉に到着した。


 


 呉に来たのでと、とりあえず大和ミュージアムを見学。隣にある、てつのくじら館も見たかったけど、すでに閉館時間になっていた。暮れなずむ呉(シャレではない)を後にして、広島から新幹線で帰路についた。


 


 去り際に見かけた九州新幹線。たまたま試運転車が止まってただけで、もちろんこれに乗って帰ったわけではない。


●11月2週目

 


 神戸大の学園祭に行くなど。


 


 こんなに山の上に大学があったら、通学が嫌になりそうだ。自転車通学はほぼ不可能なためバイク通学が主流のようで、おびただしい量のバイクが駐輪してあったのが印象的。


●11月3週目

 大学の友人の結婚式に参加するため、神奈川の逗子に行っていた。


 


 江ノ島を見渡せる、オーシャンビューの素敵な式場。本当は最後まで居たかったんだけど、その後の予定があったため途中で抜けさせてもらう。


 


 逗子からあわただしく東京の方まで移動し、開演時間ギリギリで武道館にすべりこんだ。

 結局この日は、結婚式に出て、ライブ観戦したのちに、夜行バスで帰宅、そのまま会社に行くというイベントコンボを成し遂げ、かなりグロッキーな状態で一週間を過ごすこととなった。もう仕事のある日には夜行バスには乗るまいと、心に決めたのであった(そりゃそうだ)。


●12月

 仕事が忙しすぎて、帰って寝る以外はほとんど会社に居るというダメ生活だった。休日や年末まで出勤していたため、予定していたタイムカンの掘り起こしも出来ずに、また先延ばしになってしまった。これだけは、早めに決着しないといけないなぁ……。それにしても、激務は勘弁願いたい。

 そんなわけで、2011年に続く。

2010年10月24日

9月・10月の出来事

 ついに隔月更新になってしまったこのブログです、皆様いかがお過ごしでしょうか。
 ブログのくせに全く即時性が失われているけれど、きちんと記録することの重要性を痛感している今日この頃なので、ここ2ヶ月の出来事をダイジェストで記しておく。

 とその前に……

 ●タイムカン10年

という記事を書いたので、そちらも合わせてどうぞ。

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●2010年9月 1週目週末

 この頃は、まだ引越し真っ盛りであった。予定ではさっさと引越し業者に頼むつもりだったのが、なぜか最後まで自力で引っ越す流れになってしまい、暑い盛りに汗をダラダラと流しながら作業をしていた。
 この週の部屋(新居の方)の写真が残っている。


 


 この状態からよく整理できたなぁと思う。どう考えても住めないだろう、これは……。


●2010年9月 2週目週末

 ばびゅーんと東京に行っていた。


 


 今年は何かと週末東京に行くことが多くて、このときが5回目? まぁ、何をしているかというと、趣味でいろんなイベントに行ってるだけなんだけど……。この日は赤坂BLITZ だった。


 


 ところで、東京に行く度にかの「ラーメン二郎」を目指して行脚している。ただし、まだ一度も食べられていない。このときも、三田本店まで行ったけど閉まっていた。日曜定休日というただそれだけのオチなので、きちんと調べてから行けよという話である。


 


●2010年9月 3週目週末

 佐渡島に行っていた。新潟県の、あの日本地図を描く時についでに描いてしまう島の筆頭であるところの佐渡島である。
 今回は知り合いに車を出してもらって、夜通し高速道路を走って新潟まで行った。


 


 新潟からは、ジェットフォイルで佐渡島まで渡る。前に屋久島へ渡ったときと同じタイプの船で、妙な懐かしさがあった。佐渡島へは、一時間程度の船旅。偶然にも、ジャルジャルの人と居合わせた。


 


 島で何をしていたかというと、二日間ひらすら島の外周を走り、岬を巡っていた。島に来たからには、端っこを制覇して帰りたいではないか。走行ルートはこのとおり
 天候にも恵まれて、良い岬巡りができた。


 


 


 そんな中でも一番よかったのは、佐渡島最北端の弾崎である。


 


 空前絶後の寂れ具合を誇っている(それなのに職員が常駐している)うえ、灯台近くには銅像があり、歌碑があり、歌が大音量で流れる。この岬コンボは竜飛崎や襟裳岬に代表されるものであるが、この岬が持つ独特の哀愁ある雰囲気が素晴らしい。


 


 もちろん、金山と佐渡トキ保護センターには行ったので、これで佐渡島に思い残すことはない。帰りは再び夜通し高速を走って大阪に戻ってきた。


 


 新潟名物イタリアンも食べたよ。


●2010年9月 4週目週末

 休息の週末。それでも京都に行ったり、某所へイベントを見に行ったりしていた。


 


 引っ越してさらに京都が近くなったため、これからも気が向いたらふらっと京都に行こうと思う。世界遺産・詣で巡りも途中で止まってるしね。


●2010年10月 1週目週末

 友人の結婚式のため、福山に行っていた。行きは普通に新幹線で、帰りは福塩線→井原鉄道→吉備線経由で岡山まで行き(といってソラで分かる人がどれくらいいるだろう)、そこから新幹線で帰ってきた。


 


 写真は、井原鉄道の車窓から。何かを伝えたいんだろうけど、これだけではどうあがいても謎のメッセージにしかなり得ない。

 ところでこの結婚式では、10年ぶりに会う旧友が3人いた。10年前といえば、高校を卒業した年である。「お互い全然変わってないねぇ」なんて常套句のように言い合ったけど、高校の卒業式の日に別れてから、みんなそれぞれの道で3500日分もの経験を積んできたんだ思うと、時の流れを感じずにはいられなかった。高校の同級生って、数人以外は全く会ってないけど、みんな今頃どんな人生を送ってるんだろうねぇ。


●2010年10月 2週目週末

 実家に帰っていた。家の用事で帰ったんだけど、合間をみて某眉山山頂でやっていたイベントに行ってみたり。

 眉山は、毎年初日の出を見に行ったり(今年の正月を参照)、大学の時はよく夜中に気分転換のため上ったりと、それなりに思い入れのある場所である。そこで行われているイベントの様子を見て、俺の眉山がこんなに賑やかなわけがない! って思った地元民でした。ただ、これはこれで良いと思う。


 


●2010年10月 3週目週末

 引越し記念というか定期集会というか、友人を呼んで鍋をやった。やっぱり宅鍋は良いものだ。この日のために卓上IHコンロとデカい鍋を買ったので、みんなどんどんウチに来て鍋をするといいよ。


 


 以前、和歌山の友ヶ島に行ったメンバだったため、その友ヶ島がロケ地になっている映画「彼岸島」を見た。知ってる場所が出てきたのでそれなりに楽しめたけど、冷静に考えると……な映画だった。

 あとこの週には、3年半住んだ会社の寮を引き払った。物損があったので、あとで請求書が来るそうな。ガクガクブルブル……。

 焼肉を食べに行ったりもした。こう断片的に語ると、なんか豪華な週末を過ごしているかのように錯覚してしまうから不思議だ。


 


●2010年10月 4週目週末

 今週。大学時代の友人が来ていて、某ライブに行ったり、うちに来てゴロゴロしたり。


 


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 と、そんな2ヶ月だった。

 相変わらず平日の仕事は忙しくて、週末は移動ばかりしてて、そのせいで時間がない今日この頃。これだけの期間なのに、東京、佐渡島、福山、徳島に行ってるのは何なのだろう。JR完乗してから、移動癖が悪化している気がする……。そして11月は、松山と横浜と逗子と東京に行く用事があって、何やってんだかなぁという感じだけど、移動が好きなのでこれからもどんどん移動していこうと思うのであった。