2009年07月10日
●近況
ひとあし早く、前倒しで夏季休暇に突入した。まだこんな時期なので、全然夏休みって感じじゃないよなぁ。
さっそく月曜には、まず沖縄本島に向けて出発なんだけど、まだ予約を取れてない船便が1つある。電話しても誰も出てくれないのだ。離島のレンタルバイク屋に電話しても、なぜか「電源が入ってないため繋がりません」って言われる始末。この辺の適当さが離島クオリティなのだろうか。
とりあえず向こう1週間の沖縄は、特に天気の崩れもなさそうなので一安心。でも離島への高速船っていうのは、潮の流れ如何ですぐ運休するみたいなので、帰りの船が出るまで気が抜けず結構ハラハラする旅になりそう。
●朝の中之島線
通勤経路のバリエーションを増やすことに情熱を燃やし、朝の退屈な通勤時間=1時間をユカイに変える活動を密かに行っている私は、おそらく同じ寮に住んでる同僚(文字通り)が誰一人として通勤に使用してないであろう変なルートを通って、京阪中之島線に乗車した。
中之島線は開業日に行った以来なので、朝のラッシュ時に行くのはもちろん初めてである。通勤途中のサラリーマンで混雑する淀屋橋駅で地下鉄を降り、地上に出てからは淀屋橋(これは橋の名前)を渡って中之島にある中之島線の大江橋駅を目指す。徒歩10分くらいを見ていたのだが、淀屋橋駅の改札を出てから大江橋駅の改札に着くまで、その間わずか5分だった。
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朝の大江橋駅は、とにかく人がいなかった。乗客が集団で神隠しにあった直後のような、出し抜けな静けさが駅には漂っていた。大阪駅で早朝5時に感じるような違和感が、朝8時の大江橋にはあった。
長い長い階段をくだり、地下深いホームに辿り着いたところで、その不自然さは変わらなかった。電車を待っているのは、目に付く限りでは2人しかいない。その2人も見た感じでは通勤途中のサラリーマンという風情ではなく、およそビジネス街の通勤風景にはそぐわない。開業当日に訪れたときのような喧騒につつまれた中之島線の風景は、もうここには残っていないようである。私はガラガラのホームに立ち、静けさの中で電車がくるのを待つことにした。
……一方そのころ、徒歩5分の淀屋橋では、乗車率150%という大阪随一の通勤ラッシュが続いていた……。
真新しいホームに光が差しこみ、やがて中之島駅始発の電車がやってきた。減速しながら目の前を流れていく車両をみると、そこにも奇妙な違和感があった。1両にようやく1人が乗ってるか乗ってないかくらいの乗車率で、これまた存外に空いているのである。1両あたりの定員が140人だとすると、乗車率は0.7%くらいになる。淀屋橋からたった5分歩くだけで、こんなにも閑散とした風景に会えるだなんて。私は感動に打ちひしがれながら、誰一人として乗っていない車両に乗り込み大江橋を後にした。
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このページによると、中之島の夜間人口はわずか600人らしい。これなら朝に中之島方面から乗る人なんて、いなくて当然のような気がする。おまけに中之島線は盲腸線で、途中駅も他線との乗り換えが不便なために、こんな残念なことになってるのだろう。
とはいえ、大阪で朝からこんな体験ができる場所はおそらく他にない。出社前の良い気分転換になるため、これからもたまには中之島線を使っていこうと思っている。
http://www.nekopla.com/nnk/mt3/mt-tb.cgi/645
私もたまに乗るんですが、中之島線は昼過ぎに乗っても夜9時に乗ってもそんな感じですね。
近すぎ(本線に)、深すぎ、接続不便で座れる以外の利点がないのが残念です。
ただ大江橋駅で快速急行が当たるようなら、案外いい通勤ルートかもしれません。
路線が残念な分電車はいろいろ豪華ですからね。座席とか。
↓賞とったくらいですし
ttp://www.jrc.gr.jp/award/bl/bl2009.htm
>つくいすさん
本当にずっとこんな感じなんですねぇ。
たしかに普通は、ピンポイントで中之島に用事ないとわざわざ使う気にはならないですよね。
私が通勤で使うときは、朝夕運行の区間急行を狙うと便利なので、これに多少のメリットがあったりもします。
もともと淀屋橋を使ってた人からは、中之島始発の電車が増えたのでかなり不満が出ているようですが……。