2010年02月28日
以前、大阪港湾にある舞洲・夢洲・咲洲について書いた。
次は夢洲に上陸しないとなぁと思いつつ早数ヶ月、今日は突然思い出したかのように、一路夢洲へと向かった。
周辺地図:
地図を見る限りでは、島を縦断する道路があるだけで、他には何もない夢洲。実際にはどうなっていたかというと、
本当に何もなかった。
写真は、夢舞大橋から島の西側を見たときの風景で、これぞ荒野 of 荒野s。もともとはオリンピックの選手村になる予定だったらしいが、そんな話はどこへやら。この荒野は何に活用されるのだろう……。
道路を挟んだ東側の土地は、コンテナ埠頭になっていた。これならまだ分かる。
ちなみにこの夢舞大橋、舞洲側で歩道が封鎖されていて、徒歩・自転車では渡ることはできない。バイクを路肩に止めて歩道に降りてみると、人が通らない歩道は見事に朽ち果て始めていた。
歩道の封鎖を突破して徒歩で渡っている人も見受けられたが、この橋はそんな無法者には厳しい。なぜかというと、
歩道は途中で寸断されているのだ。なんだこれ……。
そんな厳しい歩道上には、見る人もなくひっそりと、立派な「夢舞大橋」案内があった。
こんな図解が書かれていた。
図解の通りすごいギミックのある橋なのだが、いまだ船の通行のために開閉したことはないらしい。これまで毎年行われていた開閉訓練も、去年は開催されなかったようだ(たぶん)。もう見捨てられた?
そんな夢舞大橋を、夢洲側から望む。舞洲のゴミ処理場の煙突が見える。
橋をジャッキアップしたときに持ち上がるであろう部分。
橋を下から。
開閉するところ、見てみたいなぁ。
もう一方の出口である夢咲トンネルが、海底に向けて口を開けていた。ここを抜けると、大阪南港に出られる。トンネル内は125cc以下通行禁止のため、やはり夢洲への徒歩・自転車での上陸は不可能のようだ。
というかトンネル掘れるなら、夢舞大橋もあんな大掛かりな仕掛けを作らずに海底トンネルにすればよかったんじゃ……。
そんな大阪市の無駄遣いが詰まった、夢の島、夢洲であった。相変わらず大阪港湾は楽しい場所が多くて飽きない。大阪府庁がWTCに移転すれば、この辺の状況も変わるのだろうか。
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おまけ:
昔撮った写真を漁ってみると、8年前の夢洲の写真があった。
2002年3月、WTCからの撮影。
写真中央の丸い物体が「なにわの海の時空館」なので、奥に見えるのが夢洲の原型だと思われる。写真右下には、記念メダル販売機が写りこんでいる(どうでもよい)。
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