2009年02月11日
明日は潮岬まで行こう! と昨晩まで意気込んでいたものの、内心は面倒だと思っていたのか、思いっきり寝過ごしてしまった。
仕方なく予定を変更して、「神戸・関空ベイシャトル」に乗りに行くことにした。(すごい路線変更だ)
知らない人が聞くとビックリするかもしれないけど、関空と神戸空港を結ぶ定期航路がある。それが神戸・関空ベイシャトル。身近にありながら、私には一生乗る目的のない航路の一つだと思う。
でも空港と空港を結ぶ航路なんて、なんか楽しそう。これは、一度は乗っておかないとダメでしょう。
という、なんとなくな理由で出発してみる。
●新大阪~関西空港
お昼前になって、のこのこと徒歩で新大阪に向かう。
途中、線路脇にある給水塔を眺める。詳しくは知らないが、たぶん給水塔だと思う。結構不気味にそびえ立っているので、前々から気になっている存在である。
関空までは、少し贅沢して「はるか」に乗ることにした。
乗り換えなしで関空に行けるのはすごく楽だ。おまけに車内はガッラガラだった。自由席に2人しかいないという閑散具合である。
(写真は関空到着時のもの)
ガラガラの車内でだらだらしていると、1時間ほどで関空に到着した。
写真は新大阪の「はるか」ホームにあった5秒ルール。どうしてもあの5秒ルールを連想してしまう。。。
●関空
船の時間まで少し時間があったので、関空内をうろうろ。
関空といえば、関空ローソンである。
前回調査時には、ひっそり感が売り(だと勝手に思っている)の関空ローソンの入り口に看板が出現し、一気にメジャー化の勢いだったのだが、
なんとあの看板が消えていた。そして以前のひっそり感が帰ってきていた。
これは2階ローソンが出来た影響?
なんにせよ、関空内にありながら、このひっそり感はたまらない。
中に入ると、先客はキャビンアテンダントっぽい人と、空港職員っぽい人のみ。おお、これこそ求めていた関空ローソンだ。いい感じ。
●神戸-関空ベイシャトル
関空ローソンの収穫があり結構満足してしまったのだが、あくまで今日の目的は船だった。
その前に、まずはバス。
関空側の乗船場はターミナルから少し離れていて、しかも車道しかないので、バスに乗るのを余儀なくされる。みんな荷物を持ってるから、この乗り継ぎは結構面倒そうだった。(私は身軽だが)
3分くらいで乗り場に着く。
そこには建物も何もなく、ほんとうに船着場しかない。なんとも寂しいなぁ。
乗り場には「淡路島」という文字が残っているが、この航路もすでに休航している。徳島行きも昔あったはずだけど、それもここから出てたのかな?
乗り込む船は「そら」。誰も乗ってなかったらどうしよう思っていたら、そこそこ人は乗っていて一安心。
といっても、定員110名の船に30人ほどしかいなので、ガラガラには違いない。
さすがに海(というより湾だが)に出るとGPSの受信精度が良くなった。
これを見ると、まっすぐ関空から神戸空港に向かって、陸路では不可能な超短絡経路をとっているのが分かる。すごく近道をして得した気分。
高速船に乗るとなると、どこか遠くに向かっている感じがするのに、実は大阪から神戸に移動しているだけというギャップもまた、たまらない。
船内はまったりムードで、心地よい高速船の揺れと、暖かい日差しが眠気をさそう……。なんともいい気分。つくづく、旅の醍醐味は午睡だと思う。
●神戸空港
うとうとしていると、一瞬(30分)で神戸空港に到着した。
本当に空港から船で空港に移動できるなんて。ウソのような本当の話。
神戸側にはちゃんとしたターミナルがあった。でも航路は関空行きだけのよう。
神戸空港は久しぶり。展望ロビーがあるので、そこでしばらく飛行機と地上職員を眺めて過ごす。飛行機関係の仕事は、なんか見てて格好いいなぁ。
●神戸空港~三宮
三宮へはもちろんポートライナー。
神戸-関空ベイシャトルのポートライナーセット券を買うと、なんと差額0円でポートライナーに乗れる。つまりタダ。
でも関空側のバスと同じく、荷物を持ってこの乗り換えは正直きついと思う。ポートライナー狭いし……。
(写真は三宮到着時のもの)
実は今の会社の内定通知を受けたとき、私はポートアイランドにいた(神戸空港に行く途中だった)。そんな少しだけ縁のあるポートアイランド、また今度ゆっくり散策に来ようと思う。
●三宮~帰宅
いつもどおり阪急で帰宅。
気分的にはすごく遠くに行った感じなのに、いつの間にか一周して戻ってきているという不思議な感覚。
高速船が非日常だからなのか、空港が非日常だからなのか……。なんとも変な後味(良い意味で)の小旅行であった。
http://www.nekopla.com/nnk/mt3/mt-tb.cgi/586
なんと!地下のローソン復活したんですか。
私が前回(2007年の夏頃)行ったときには2階のみで、例の階段前に「移転しました」の張り紙があったんですが...。
なんにせよ、以前のひっそり感と一般客のアウェー感が帰ってきたのは喜ばしいことです。
うちのページですが参考までに。
ttp://www.geocities.jp/tis8347/odekake/d01_e.html
>つくいすさん
なんと! 一回なくなってたんですか。
となると、関空ローソンはこんな経緯になるんでしょうか。
主に空港関係者用にひっそりオープン
→ 一般人を集客する路線に変更
(わかりやすいところに新ローソンが開店)
→ 必要なくなったので閉店
→ やっぱり空港関係者用に必要だったのでひっそり再オープン
こんな感じなんでしょうか。
長らくウォッチしてると、いろんなことがありますねえ。
なんにせよ、良い具合のひっそり感が帰ってきてるので、関空に寄った際にはぜひ。