2007年10月27日
そもそも、タイトルになっている鉄道旅行同好会ってのは何ぞ、という感じだろう。これは、会社の同期3人くらいで結成された、同好会のような謎の会である（今後、数百人規模の会になる予定）。
今日はその栄えある第一回目の活動ということで、かねてから予定されていたもの。
でも。
フタを開けてみれば、外は雨……。おまけにメンバの一人は風邪でしんどそう。それでも行くと決めたら行くのが、この会の凄いところ。なにせ、入会条件が厳しいこの会である。みんな志が高いんだ。たぶん。
そんな我々が、第一回目の活動として決めたルートが、
----------------------------------
大阪市内→京都市内
経由：東海道・湖西・北陸・小浜・舞鶴・山陰
----------------------------------
要は、東海道から北陸に入り、そのあと敦賀から若狭湾沿いに進んで、舞鶴へ。そんで福知山から京都へ向かうという、二府二県周遊のルートである。なんでこうなったのかは、かなり個人的な理由（乗りつぶし残存区間が多い）＋日帰りで行けて、初心者にも適度にやさしいという理由から。
朝8時過ぎ、大阪駅のみどりの窓口で切符を買い求め、いざ出発。
－－－
まず向かうのは、彦根城。なんで彦根城かというと、今話題の「ひこにゃん」のぬいぐるみを買いたいという、かなり個人的な理由から。なんか個人的な理由でメンバを引っ張りまわしているようにも思えるが、まぁそんなもんだ。
そんなこんなで着いたのは彦根駅。雨がしとしと降る鬱陶しい天気を振り払うかのように、駅の中でも至る所に出現する愛らしい「ひこにゃん」。さすが彦根だ。
彦根城へは、駅から徒歩１０分くらいで到着。城の周辺に来ると、ひこにゃん度はさらに高まりを見せる。なんでもかんでもひこにゃんだ。
時間も少ないので、観光客をかきわけて場内を抜け、彦根城に入場する。この城は現存の城らしく、バリアフリーのバの字もない、超バリアフルな作りであった。松本城もこんな感じだったなぁ。
城自体はそんなにデカくはないのだが、いかんせん段差が急すぎる。上りはまだ良かったのだが、下りの階段には長蛇の列が……。さすがにこれは、お年寄りには厳しいよなぁ。そんなわけで、城を出るために、結構待たされたのであった。入るのに行列は良くあるけど、出るために行列になってるのも珍しいかも。
そこで予想以上に時間を取られてしまい、城から出た頃には、すでに計画通りに進むのが困難な時間になっていた。なんてこった。いきなり波乱の幕開けだ。しかも、メンバーの一人の傘が傘立てから無くなっている。なんてこった。
気を取り直して、目的であったひこにゃんのぬいぐるみを探しながら駅へ引き返す。途中の売店でぬいぐるみは無事にゲットでき、一応目標は達成かな。
ぬいぐるみを買った、いかにも土産物屋な風貌の土産物屋。
－－－
さて、乗る予定だった列車はすでに出発した後であった。この後もローカル線に乗るので、一回の遅れが1時間以上の遅れになってしまう。仕方が無いので、次の特急で敦賀までワープすることに。気軽に特急に乗れるのは、さすが普通乗車券。18きっぷだったら、少しためらってしまうところだが。
そんなわけで、米原から特急しらさぎに乗って、一瞬にして敦賀に到着。敦賀で降りたのは意外と初めてかな。結構寂しげな駅前であった。
なぜか駅前では銀河鉄道999がフィーチャーされている。像まであるし。像の台座にボタンがあったので、てっきり押すと主題歌でも流れるのかと思いきや、なんと……何も起こらなかった。電気代節約？
次の小浜線の列車までまだ時間があるので、駅にくっ付いてた寿司屋に入る。一応、回らない寿司。日本海の恵みなのか、回らない寿司だからなのか、駅中の店にしてはやけに美味かった。さすが敦賀！
一人旅だと、食に無頓着なワタシは一日中パン＋蕎麦だけで過ごすことが多いんだけど、こうして美味いものを食いたいと思いながら旅行している人が一緒にいると、何かと刺激があって面白い。
－－－
さて腹も満たされたところで、今度は小浜線。敦賀から、若狭湾沿いに舞鶴方面へ向かう路線である。最近になって電化されたことで有名。
それにしても、電車の内装が変だ。この無駄なスペースは何？
小浜線をトコトコ進み、三方という駅で途中下車する。ここで降りたのは、三方五湖という5つの湖がお目当て。駅でレンタサイクルが出来るので、湖畔を爽快にサイクリングしよう、という私の立案なのだが……。
あえて見ないことにしていたが、実はさっきから外は暴風雨になっていた。とても爽快にサイクリングをするような天気ではない。駅前には、人っ子一人いない。
それでも、せっかく来たのだから、と思って駅舎にくっ付いてるレンタサイクルの事務所に行ってみる。暇そうにしていた事務所の人は、え？この天気だよ?？みたいな雰囲気を出していたが、気にせず手続きを続けさせてもらう。しかし、さすがに危険だと思ったのか、
「今日は冬の風が吹いている。やっぱり やめておいた方がいい。」
という、地元の人らしいお言葉。我々が傘しか持ってないから、危険だと思って止めてくれたようだ。しかも、うち一人は傘すら持ってないし（彦根城で盗られた）。
歩いて行けるところまで行ってみたら？ というので、その案を呑んで、とぼとぼと歩き始める。ますます強くなる雨。風もすごい。
やがて、遮るものが何も無い田舎道に出たとき……台風並みの暴風雨になってきた。飛ばされる傘。吹き込む雨。一瞬にして、全員ずぶ濡れになってしまった。なんてこったい。
さすがにこの天気でこれ以上すすむと、かなり残念な人になりかねないので、苦渋の決断をして引き返すことに。なんか雨宿りできる場所でもあれば良いんだけど、何せこの状況。どうしようもない。
結局、ずぶ濡れになるだけなって、駅舎まで戻ってきた。天気は……あれ？ なんか雨が小降りになってない？
マーフィーの法則なのか、何なのか、雨がだいぶマシになっていた。我々はすでにずぶ濡れの身。さすがにまた湖を目指すのは時間的に厳しいが、せっかくだから、その辺を歩いてみるか、と言って再び歩き出す。
で、辿り着いたのが謎の神社。
何も無い神社ではあるが、少し山を登ると、なんとか目指していた湖を眺めることはできた。困難な道のりだったけど、まぁこれはこれで良かったかな、とずぶ濡れの状態で思った。
それにしても寂しい神社だ……。
－－－
あとは、ひたすら帰るのみ。三方から小浜線をさらに進む。思ったほど、海が見える区間は少なかったなぁ。
東舞鶴からは、「特急まいづる」京都行きに乗り込む。日も暮れてきて、みんなグッタリ就寝モード。それにしてもこの車両、座席を向かい合わせにするとかなり狭い。というか向かい合わせなのに、一人分の足を入れるスペースしかない。いくらなんでも狭すぎる。
あぁ狭い狭いと思っていると、やがて京都に到着。新しく出来たビックカメラを冷やかした後、京都に詳しいメンバーの一人に案内してもらい、焼肉でも食べに行くかという展開に。でも、今日は土曜の夜。さすがにどの店もいっぱいで、歩くたびに絶望してくる。すでに彦根城が遠い過去の出来事のようだ。
1時間以上さまよったものの、京都はダメだということで、河原町から阪急で大阪の方に戻る。寮の最寄駅にある焼肉屋で我慢しよう。時間はもう21時を過ぎている。さすがにこの時間だと空いてるだろうと思いきや……いっぱいでした。
もう待つ気も起こらないので、傷心のまま松屋へ。焼肉定食で我慢した。意外とうまいな、焼肉定食。
－－－
そんなこんなで、第一回の旅行は終了となった。次は絶対焼肉を食いに行こう、と言って別れる。途中から、旅行じゃなくて日常みたいになってしまったが、まぁこんなもんでしょう。
そんなわけで、次回を刮目して待て！
今回の戦利品。
http://www.nekopla.com/nnk/mt3/mt-tb.cgi/456
今年もよろしくお願いします〜
超バリアフルで吹き出しましたｗ
いい旅、夢気分見てるより、
ずっといい旅、夢気分です。…見たことないですけどｗ
☆お願い☆
こちらの「新・不条理日記」を
私のブログからリンクさせて頂いてもいいでしょうか？
お友達にも読ませたいです〜
＞けろきょんさん
いつもコメントありがとうございます。
今年もよろしくお願いします！
いい旅夢気分は、CMはよく見ますけど、そういえば見たことないですね～。
全日本制覇（？）に向けて旅を続けますので、今後も暖かく見守ってください。
リンクは大歓迎です！
よろしくお願いします。
このブログにはリンクが無いんですが、将来的にリンクを付けるときには、相互にさせていただきます候。
リンクさせて頂きました〜 ありがとうございます＾＾
全国制覇、熱く見守っております！ｗ
