2010年08月01日
(個人的に)怒涛の7月も終わり、気が付けばいつの間にやら8月になっていた。結局、7月は一度も更新できず、1997年の日記開始以来、2006年6月に続く2度目の更新なし月になってしまった(たぶん)。なんとも悔しいので、少し遅れ気味ながら7月の出来事をダイジェストで。
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7月の3連休は、てっこんメンバーと四万十川方面に行ってきた。大阪から、新幹線と特急と普通列車を乗りついで約7時間、JR四国・予土線の江川崎駅から旅はスタート。レンタルサイクルで四万十川を下り、下流の中村に抜ける約40kmのサイクリングコースを行く。
夜は中村にあるペンションに宿泊。ペンションって名前だけど、その実、ほとんど民宿だった。民宿とペンションの差は何か、と言われると困るけど。
翌日は、キャンプ場でバーベキューを楽しみ、四万十川で川遊び。私にしては珍しく、なんとも夏らしい旅行を堪能したのでした。帰りは高知竜馬空港から、約50人乗りプロペラ機で大阪にひとっ飛びで帰宅。
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そのほか、幕張メッセに行ったり、鉄人広場に行ったりと、何だかんだ毎週末どこかに行ってるので、書きたいことはいろいろあるんだけど……。結局は、平日の仕事の忙しさに負けてるような。仕事がなんだ!
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8月は引越しの予定があり、それでしばらくは慌しくなりそう。
ずっとライフワークにしてきたJR乗りつぶしも終わってしまったし、この8月の旅行はいったん小休止? なんとか一泊くらいでもどこか行きたいなぁ。
2010年08月13日
2008年10月に開通した京阪電鉄・中之島線。大阪のビジネス街、中之島を横断する全長約3kmの路線は、開業当初の期待を大いに裏切り、開業から今に至るまで、ずっと利用客の伸び悩んでいる路線です。大阪の中心部・梅田からは約1km、そのうえビジネス街を横断しているとなると、確かに立地は抜群かのように見えます。ただ如何せん、他線への接続があまりにも悪く、使いたくても使えないというのが正直なところではないでしょうか。
(中之島線の路線図)
そんな中之島線ですが、私はこの路線が大好きで(主に閑散としてる辺りが)、通勤経路でもないのに毎日わざわざ遠回りして利用しています。これまでにも、新築の駅が雨漏りしている残念な様子などを伝えてきました。
●大江橋駅(2010/1/19)
●続・大江橋駅(2010/2/2)
最近では、通勤前に中之島を散歩してから会社に行くことも多くなり、その際に中之島線内の各駅を日替わりで利用するようになりました。これまでは「大江橋駅」を利用するだけなので気付きませんでしたが、各駅に行ってみると、どうしたことか、どの駅も大江橋駅と同様の雰囲気があるではないですか。大江橋駅で感じていた特異な雰囲気は、中之島線全駅に共通するものだったのです。
そんなわけで今回は、その特異な雰囲気を伝えるべく、中之島線の朝のラッシュ時の様子についてレポートしたいと思います。
●とその前に、淀屋橋駅
中之島線の駅に行く前に、参考までに、まずは中之島線からほど近い御堂筋線「淀屋橋駅」の平日朝の様子です。中之島線・大江橋駅は、この淀屋橋駅から200mほどしか離れていません。
淀屋橋駅と、淀屋橋の周辺です。大阪市役所もあり、いかにもビジネス街ちっくな雰囲気があります。
そして平日朝8時前のホームの様子です。まだピーク時間帯ではないため、さほど混んではいませんが、まぁ納得の混雑度といったところです。
●中之島駅
中之島線の最初は、終着駅の「中之島駅」からです。乗り換え駅は環状線の福島(もしくはJR東西線の新福島)らしいのですが、果たして乗り換え駅として利用している人はいるのでしょうか。地上連絡で、距離も600mくらいあります。
周辺に人の気配がなく不安になりますが、さっそく駅に入ってみましょう。
端っこの出口から入ったので、改札に辿り着くまで、こんな長い通路が続きます。平日の朝8時前ですが、特に混んでいる様子はありません。むしろ"誰もいない"という表現の方がしっくりくる閑散度で、なぜだか安心感があります。これぞ中之島線クオリティなのです。
しばらく歩くと、中之島駅の改札に到着します。切符売り場にも誰もいません。
改札前の様子と、
改札内の様子。ここも見事に、人っ子ひとりいませんね。
ホームも電車もガラガラです。このように、とても朝のラッシュ時間帯とは思えない穏やかさが中之島線にはあるのです。
と、これだけ見ると本当に誰もいないように見えますので、いちおう中之島駅の名誉のためにフォローしておきますと、電車が到着した瞬間だけはそれなりの賑わいを見せていました。実は降車客は結構いるんですが、乗車客がいないため、電車が到着すると一気に混んで、その人たちが捌けるとすぐに閑散として……というのを繰り返している感じでした。
ここで勝手に、「中之島線・朝の賑わい度」を☆で示します。あくまで中之島線内の駅間での相対評価です。
・中之島駅の朝の賑わい度:☆☆☆
いきなり出ました、星みっつです! さすが終着駅とだけあって、人は多い方ですね(とてもそんな風には見えないかもしれませんが、あくまで相対評価なので……)。
ところで中之島駅といえば、このホーム終端のオブジェクト。将来的にはこの中之島駅からさらに路線を延ばし、阪神線と接続する計画もあるようで、その意気込みが感じられるオブジェクトです。中之島線の賑わいのためにも、ぜひとも早期実現してもらいたいものです。
●渡辺橋駅
中之島駅から東に900mほど行ったところに位置するのが「渡辺橋駅」。駅に行く前に、まずは駅付近の堂島川の風景です。高速道路やら高層ビルが群立しており、いかにも都会のビジネス街を彷彿とさせる光景です。
そして駅名になっている渡辺橋の周辺です。朝日新聞のビルがそびえ、歩道は通勤途中のサラリーマンで賑わっています。これぞザ・通勤風景ですね。これを見ると、駅も普通に賑わっているのではと思ってしまいます。
さて、駅に入ってみます。
駅の端っこから進入したため、やはりホームまでの長い通路を歩きます。地下に潜ると、一気に人の気配がなくなりました。
真新しいエリアに到着すると、そこはもう渡辺橋駅の中。コンビニやマクドナルドがあって、それなりに人の姿が見え始めました。とはいえ、まだ数えるほどしかいませんが。
ここは、飲食店が建ち並ぶエリアです。朝なのでどこもシャッタが閉まっていて、余計に寂しさを演出しています。
さらに階段を下りて、改札に到着しました。大方の予想通り、誰もいません。
ホームもほとんど人の気配がありません。駅の外(というか真上)は賑わっているのに、それとは対照的な渡辺橋駅構内。これぞ、典型的な中之島線の風景です。
・渡辺橋駅の朝の賑わい度:☆☆
降車客は中之島駅ほどではないものの、マクドナルド辺りがそれなりに賑わっていたので、星ふたつです。
ほとんどの人は使う機会のない駅かと思いますが、京阪沿線から堂島のジュンク堂に行くときには便利な駅ですよ。かなりピンポイントな便利さですが。
●大江橋駅
大江橋のたもとにあるのが「大江橋駅」です。先に紹介した(大阪で朝の混雑が一番酷いとされる)御堂筋線・淀屋橋駅からわずか200mの距離にあり、駅前も通勤途中のサラリーマンで賑わっています。私も毎朝、淀屋橋駅から中之島に上陸しています。
例によって、見慣れた中之島線の出入り口から地下へと降りていきます。
いきなり広い空間が現れました。もうお分かりかと思いますが、人なんてこれっぽっちもいません。
先ほどの広い空間から、幅広の階段とエスカレータが二基伸びています。でも誰もいません。立派な設備なのに、使用頻度が少なさそうなのは寂しい限りです。
通路にも誰もいません。
切符売り場と、
改札、
改札の中から、
ホームに至るまで、
見たまんまの表現ですが、誰もいませんでした。以上、終了。
ここの駅も、先に紹介した駅と同じく降車客はそれなりにいるのですが、どうしても電車が到着する前のこの閑散さが目立ってしまいます。
新築なのに雨漏りがあったり、SUBWAY(サンドイッチの店)が早々に閉店してしまい、以降、何の店も入らず半年以上シャッタが閉まったままになっていたりと、相変わらずの寂しさを見せる大江橋駅。利用客は徐々に増加しているように見えるんですが、まだまだこの異様な閑散さからは抜け出せそうにありません。
・大江橋駅の朝の賑わい度:☆☆
とはいえ、淀屋橋にも近く降車客も多少いるので、星はふたつにしておきます。
●なにわ橋駅
最後は、「なにわ橋駅」です。
大江橋駅方面から向かうと、途中で中之島図書館や中央公会堂など、レトロモダンな建物が目に入ります。
そんな風景の中をしばらく歩くと、唐突に出現するのが なにわ橋駅。他の駅とは違って、周りの風景との調和を目指した(?)、かわいくてモダンな四半円型の駅舎が地上に飛び出していました。
でも駅のまわりは……。駅の周辺だけは賑わっていた他の駅と違い、こちらは人っ子ひとりいません。サラリーマンの通勤風景もありません。
地下にもぐって、
さらに地下にもぐって……
券売機のある場所に到着しました。えーと、ここまで誰ともすれ違いませんでした。平日の朝8時ですよ?
改札のまわりにも、もちろん誰もおらず、
こちらは改札内の風景ですが、やはり誰もいません。駅員も常駐しておらず、客もろとも何者かに連れ去られてしまった後のような、不思議な空間です。どうしてこうなった。
ホームに出ても、もはや説明不要の閑散度。
電車が来ても、この駅ばかりはほとんど降車客がいません。Wikipediaによると、このなにわ橋駅は、京阪線で一番利用客が少ない駅だそうです。都会のど真ん中にありながら、ここまで人のいない駅は、他に類を見ないのではないでしょうか。というわけで、
・なにわ橋駅の朝の賑わい度:(星なし)
文句なしで、この駅は星なしです。ここまで人がいないと、逆に不思議な雰囲気が味わえます。秘境駅でもないし、こういう駅はなんて呼んだらいいんでしょうか。駅秘境?
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以上、中之島線の朝の様子を見てきました。私はかれこれ1年以上、中之島線を利用していますが、もうずっとこんな感じです。
通勤の喧噪から離れて、朝から穏やかな気分になれる中之島線。少し遠回りしてでも利用したい路線です。この雰囲気を保つためにも、みんなもほどほどに乗ろう、中之島線!
2010年08月29日
●タイムカン
賞味期限が間近に迫った「タイムカン」。賞味期限が切れる前の8月に掘り出す予定と何度か発言していたのだが、もろもろの都合で延期になっている。ただいまの予定は、10月である。
正直なところ、一緒にタイムカンを埋めたメンバ(私を含めて3人)が、現在てんでバラバラな場所に住んでいるうえ、仕事の都合もあってなかなか集合の予定が合わせられない。こんな現実的な問題に直面するとは、よもや高校生だった当時の我々には想像も付くまい。あぁ、歳を取るのはイヤだなぁ……。
言い訳すると、埋めたのが2000年10月なので、10月というのは埋蔵してからちょうど10年目に当たる。10年間埋蔵すると決めたタイムカプセルを掘り出す時期としては、相応しいのではなかろうか。賞味期限なんて、タイムカンが土に埋められていた歳月を鑑みると、あってないようなものである。言い訳おわり。
そんなわけで、あと少しだけど、お楽しみに。
●臨時改札
時はさかのぼって、8月7日。関西で一・二を争う規模の花火大会である、淀川花火が開催されていた。私は花火大会に行くわけではなかったのだが、ちょうど花火最寄り駅の阪急・十三駅で、花火大会客のラッシュにぶつかった。ホームから人ごみに流されていくと、そこに現れたのは、大会開催時のみ開かれる臨時改札であった。
多くの臨時改札は、改札スペースがあるだけで改札業務は人が行ってたりするものだが、ここの臨時改札には、通常改札と変わらない立派な自動改札機が用意されていた。持ち運びできるようなものでもないだろうから、普段は雨風をしのぐ何かを被せられて、この場所にぽつねんと佇んでいるものと思われる。
臨時改札が開かれないとき、この改札機は一体どんな様子でここに立っているのだろう。
●鞍馬・貴船
夏季休暇の最終日である8月16日には、京都の鞍馬・貴船に足を運んだ。叡山電車で鞍馬へ行き、そこから山道を歩いて貴船へ抜けるコースを取った。有名な観光地なので特に説明はしないし、今夏の猛烈な暑さのもとでの山歩きがどんな感じなのかも、想像に難くないと思われるので特に説明はしない。
さて、鞍馬で一番心を奪われたのが、由岐神社にあった「天狗」である。ちょうど下の写真の左半分に、二体の赤い物体が見えるであろう。
この赤さは、まさに天狗であり、さらに言うと「おみくじ」が出てきそうな赤さの天狗である。それもそのはず、これは「おみくじ」自販機なのだ。
こいつが「天狗みくじ」を吐き出す赤い天狗で、
そしてこいつが、「おみくじ」を吐き出す赤い天狗である。
どちらも手作り感あふれる作りとなっており、唯一無二のおみくじ自販機であろう。しかも天狗(赤い)なので、たとえ悪いおみくじを引いても、すべて「天狗の仕業じゃ」で済ませられるのが素晴らしいではないか。
このほかにも由岐神社周辺には、椅子迷路などのお楽しみスポットがあるので、鞍馬に行った際にはぜひ立ち寄ってみてはいかがだろうか。
●引越し
就職してから3年半の間、会社の寮(せまい)に住んでいた。しかしどんどん物が増えてきて、ついに生活に支障が出てきたため、いよいよ広い部屋に引っ越すことにした。8月に入ってからは、週末の大半を荷物の整理に費やしている。
お盆の頃は、最小限の荷物だけを持って暫定的に新居の方に引っ越していた。家具の類が全くなかったため、その際にはAmazonのダンボールに大変協力いただいた。
机なんていらないのだ。私にはAmazonのダンボールがある。
でもこんな状態は長くは続かず、やがて注文していた机が届くと、Amazonダンボールはお払い箱になった。箱だけに。