2009年07月05日
3週間に一回という、中途半端な更新周期になっているこのサイトですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
私はというと、仕事の都合でいきなり来週から前倒し盆休みを取ることになったために、大急ぎで旅行の予定を立てていた3週間であった。
久しぶりにド平日(学生ですら夏休み前だ)に旅行にいけるとあって、夏休みシフトも悪くないなぁと少し思ったり。他の人との予定は全く合わないけど、一人で出かけるなら、こんなに都合の良いことはない。
目的地はというと、いろいろと思案した結果、唯一未踏の都道府県になっている沖縄に決めた。
沖縄まで行くなら、マイルも貯まってることだし、ついでに石垣まで行ってしまおう。石垣に行くなら、ついでに日本最西端と最南端の島まで行ってしまおう。……なんて考えているうちに、いつの間にか毎日別の島を移動する忙しい旅程が出来上がっていた。
題して、沖縄・島巡りのたび。3泊4日で6つの島に行くつもりである。いつもの鉄道が、船と飛行機に変わっただけで、やってることはあんまり変わらないかもしれない。沖縄に行っても、相変わらずバカンスとは程遠い感じに。
出発は13日。沖縄は暑いだろうなー。
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昨日は、社宅に引っ越したてっこんメンバー宅におじゃましてきた。
ものすごい勢いで団地だった。話題は団地の方かよ、という感じだが、団地は良いものだ。「団地ともお」も面白い。
しかし人の家に行くと、引越ししたい病が発動してきていけない。家電が好きで、そのうえ本を買い込むのが好きなので、狭い寮の部屋はすでに物置みたいになっている。広い部屋に住みたいなぁ、と思いつつ、ネットで賃貸情報を見てまわる今日この頃。いろんな間取り図を見て回るのは面白くて、癖になってしまう。
2009年07月10日
●近況
ひとあし早く、前倒しで夏季休暇に突入した。まだこんな時期なので、全然夏休みって感じじゃないよなぁ。
さっそく月曜には、まず沖縄本島に向けて出発なんだけど、まだ予約を取れてない船便が1つある。電話しても誰も出てくれないのだ。離島のレンタルバイク屋に電話しても、なぜか「電源が入ってないため繋がりません」って言われる始末。この辺の適当さが離島クオリティなのだろうか。
とりあえず向こう1週間の沖縄は、特に天気の崩れもなさそうなので一安心。でも離島への高速船っていうのは、潮の流れ如何ですぐ運休するみたいなので、帰りの船が出るまで気が抜けず結構ハラハラする旅になりそう。
●朝の中之島線
通勤経路のバリエーションを増やすことに情熱を燃やし、朝の退屈な通勤時間=1時間をユカイに変える活動を密かに行っている私は、おそらく同じ寮に住んでる同僚(文字通り)が誰一人として通勤に使用してないであろう変なルートを通って、京阪中之島線に乗車した。
中之島線は開業日に行った以来なので、朝のラッシュ時に行くのはもちろん初めてである。通勤途中のサラリーマンで混雑する淀屋橋駅で地下鉄を降り、地上に出てからは淀屋橋(これは橋の名前)を渡って中之島にある中之島線の大江橋駅を目指す。徒歩10分くらいを見ていたのだが、淀屋橋駅の改札を出てから大江橋駅の改札に着くまで、その間わずか5分だった。
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朝の大江橋駅は、とにかく人がいなかった。乗客が集団で神隠しにあった直後のような、出し抜けな静けさが駅には漂っていた。大阪駅で早朝5時に感じるような違和感が、朝8時の大江橋にはあった。
長い長い階段をくだり、地下深いホームに辿り着いたところで、その不自然さは変わらなかった。電車を待っているのは、目に付く限りでは2人しかいない。その2人も見た感じでは通勤途中のサラリーマンという風情ではなく、およそビジネス街の通勤風景にはそぐわない。開業当日に訪れたときのような喧騒につつまれた中之島線の風景は、もうここには残っていないようである。私はガラガラのホームに立ち、静けさの中で電車がくるのを待つことにした。
……一方そのころ、徒歩5分の淀屋橋では、乗車率150%という大阪随一の通勤ラッシュが続いていた……。
真新しいホームに光が差しこみ、やがて中之島駅始発の電車がやってきた。減速しながら目の前を流れていく車両をみると、そこにも奇妙な違和感があった。1両にようやく1人が乗ってるか乗ってないかくらいの乗車率で、これまた存外に空いているのである。1両あたりの定員が140人だとすると、乗車率は0.7%くらいになる。淀屋橋からたった5分歩くだけで、こんなにも閑散とした風景に会えるだなんて。私は感動に打ちひしがれながら、誰一人として乗っていない車両に乗り込み大江橋を後にした。
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このページによると、中之島の夜間人口はわずか600人らしい。これなら朝に中之島方面から乗る人なんて、いなくて当然のような気がする。おまけに中之島線は盲腸線で、途中駅も他線との乗り換えが不便なために、こんな残念なことになってるのだろう。
とはいえ、大阪で朝からこんな体験ができる場所はおそらく他にない。出社前の良い気分転換になるため、これからもたまには中之島線を使っていこうと思っている。
2009年07月13日
人生初の沖縄に上陸しました。これでようやく、全都道府県庁所在地を制覇!
しかしまあ、那覇の暑いこと……。首里城あたりを歩いてまわったものの、いつものようなペースが出せずに、早くもへばる。
バスで遠出する元気もなくなり、いまは近場の牧志市場で休憩中です。市場には豚の頭が置いてあるんだけど、裏側から首の断面を見てしまうと、そこには軽くトラウマになりそうな光景が……。
写真は、ついに対面した守礼門と二千円札。
2009年07月14日
石垣島まで来ました。今日はこれから与那国島へ向かうのですが……
ちょうど与那国島を狙っているかのように、ピンポイントで熱帯低気圧が……。雨の予感がします。どうしようかなー。
とりあえず今は、石垣空港のローカルさが心地よいです。この辺までくると、さすが沖縄っぽい顔つきの人が多いなあ。
与那国島です。日本最西端です。
レンタルバイクでまわるつもりが、雨が怖くてレンタカーにしてしまいました。
店ではバイクで予約してあったのに、車も一緒に準備してくれていて、
スコールが降るぞ、さあどっちか選ぶんだ、
みたいになって、結局車に……。ペーパードライバーですが、車通りはゼロに近いので、快適です。
今日は島をぐるぐるまわります。
結局、島に滞在中の5時間半で3回のスコールがありました。たしかにこれは、原付だったらえらいことになってたなぁ。
といいつつ、実は一回目のスコールでびしょ濡れになってたり……。
車を置いて、謎の山道に入ったのが運のつき、雲行きが怪しくなってきたなぁと思うや否や、ざーっと。
怪しい林の中を歩いてたので、汗だくだし、雨だくだし、体中に引っ付き虫が付いてるし、ひさびさに絶望的なコンディションに。与那国島は気が抜けない島です。
それはさておき、石垣への帰りの飛行機がプロペラ機でした。プロペラ機いい!
2009年07月15日
西表島にいます。
ボートでマングローブの生える浦内川を上り、そこから45分ほど山道をいったところにある滝を見に行ってきました。
とにかく暑い。毎日会社で冷房に当たってる運動不足の身には堪えますなあ。
ヤママヤーには会えぬまま、これで西表島での予定は終了です。石垣に帰ってから余力があれば、今日はもうひとつ島に行く予定……。
2009年07月16日
波照間島にいます。日本最南端です。
この島では予定通り原付を借りて、ぐるぐる島をまわってきました。
天気はいいし、島は何もないし、旅の最後にいい島に来られました。
あとは船と飛行機と飛行機と電車を乗り継いで、遥かなる帰路につきます。
石垣-波照間の船がまた、信じられないくらい揺れるんですよ。
しかも帰りの船は出港前に「めちゃくちゃ揺れます」のアナウンスが……。
2009年07月20日
先日、人生初となる沖縄に行ってきたのだが、その主たる目的は言わずもがな端っこである。つまり日本最西端の与那国島・西崎と、日本最南端(民間人が到達可能な地点)の波照間島・高那崎だ。最北端と最東端はすでに到達済みなので、これで日本の端っこを制覇したことになる。
趣味で岬めぐりをしているのに、日本四端すら制覇できてないというのがずっと心につかえていたため、これでようやくスッキリできた。せっかくなので、各端っこの写真でも。
2009.07.14 日本最西端(与那国島・西崎)
2009.07.16 日本最南端(波照間島・高那崎)
2006.09.12 日本最東端(北海道・納沙布岬)
2006.09.15 日本最北端(北海道・宗谷岬)
おまけ・・・
2008.04.12 日本の中心(兵庫・日本へそ公園)
次なる端っことしては、「離島を除く」日本の端シリーズが手軽に達成可能かなと思っている。この場合、北と東は変わらずに、最西端が長崎の神崎鼻、最南端が鹿児島の佐多岬になる。
そのうちの神崎鼻は4月に行ってきたため、残るは佐多岬だけなのだが、ここが意外と曲者。というのも、近くを走るバス路線が数年前に廃止になってしまったのである。よって、現状ではレンタカーくらいしか現実的な到達方法がないという、実に鉄道・バス旅泣かせの岬なのだ。さっさと到達しておきたいところだが、さてどうやって行こうかな……。
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ちなみに、端っこなどの記念になる場所に行くと「到達証明書」を売っている場合が多い。今回の最西端・最南端でも、例によって「証」を売っていた。
私がいままで買った証の中でも、これらはかなり上等な部類の証である。紙質も良く台紙も付いていて、その分値段も上等で500円。コレクション性が高いアイテムになっている。
こういうアイテムがあるとなると、きっと全国の証明書の類を集めている人がいるに違いない。そう思って調べてみると、やはり収集結果をウェブ上で公開している人が何人もいた。この手のコレクションを見た感想としては、すごいというよりも、むしろ悔しい。日本へそ公園の証明書なんて、あったことすら知らなかったぞ、むむむ……。
●コレクション数が多いサイト
・到達証明書(寄る辺ない旅)
・訪問証明書コレクション(ジムで行く、日本旅)
・各種証明書(北海道限定)(まーくんの北海道旅行記)
2009年07月25日
この前の沖縄旅行の写真から一枚。
年々影が薄くなっている印象のある二千円札(平和希求紙幣……)。私は相変わらず常時1枚の二千円札を携行している。さすがに3枚は持ってないけど、1県民ではないのでどうか許して欲しい。
そのおかげで、守礼門に行った際に二千円札の図柄とほぼ同じ構図の写真を撮ることができた。いま流行りの言葉を借りれば、これは聖地巡礼(Wikipedia)と言えるのではないか。
▲二千円札の聖地巡礼写真。もう少しあおった方が良かった
聖地巡礼とは、アニメやドラマのロケ地に行き作中と同じ風景を目にして感動したり、さらに全く同じ構図を探し写真に撮ったりして満足すること。それでいくと、これは紙幣の聖地巡礼に他ならない。
よくよく考えると、近年の紙幣の図柄と言えば人物ばかりであった。それがここに来て守礼門。おまけに二千円札自体がレアなので、このことは世間にはあまり認知されていないかもしれない。二千円札は聖地巡礼ができる!
大好きな二千円札のことなのでつい興奮気味になってしまったが、ついでに貨幣に目を向けてみると……なんのことはない、十円玉が平等院鳳凰堂である。こっちはみんな財布に入っているので、平等院鳳凰堂に行った際に一緒に写真を撮るのは容易である。“平等院鳳凰堂 十円”で画像検索すると、それなりに写真が出てくる。みんな無意識に聖地巡礼していたのである。
そんな紙幣・貨幣の聖地巡礼であるが、おそらくこのことを「聖地巡礼」と呼んでいる人はまだいないのではないか。紙幣に対して「聖地巡礼」を使うなんてニュアンスが違うと言われそうだが、せっかく思いついたので、みなさん守礼門や平等院鳳凰堂に行った際には使って欲しい。
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余談:
紙幣や貨幣のことを調べていると、天皇陛下御在位20年記念貨幣が発行されることを知る。なんと1万円硬貨。しかも純金+特殊加工なので売価は1万円以上するらしい。
これは欲しい。でもコレクションアイテムに1万円超は少しためらいが……。