2007年03月08日
学会発表のために,上海に行ってきた。とは言いつつ,自分らの発表以外ほとんど学会に参加せずに,ひたすら観光してた5泊6日だったけど……。
同行者は,自分を含む学生2名と,中国人を含む先生2名。やっぱり中国語ができる人がいるのは心強い。特にアジアの人は英語を話してくれないんで,現地の言葉のありがたさを痛感した旅であった。
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●建物編
上海は噂どおりの建設ラッシュ。バカでかいビルが乱立していた。地震もないから,大胆にビル建てまくりなところが気持ちいい。変なデザインのビルが多いのも特徴か。
中の構造も変な建物が多い。どうなってるのか分からん。
おまけに夜になると,これらの全てが光りまくる。空が夕方のような明るさになっていて気持ちが悪かった。上海の夜景は「100万ドルの夜景」と呼ばれているらしく,文字通り一晩の電気代が100万ドルなんだそうな……。
どの建物もデザインが凄いんだけど,一番すごいのは,上海の象徴みたいになっている「テレビ塔」だろう。全くギャグとしか思えない形と電飾だった。写真で見るとそうでもないけど,この「周りの景色に全く溶け込もうとしていない」辺りが,面白いというか,不気味というか。
夜の派手さもさることながら,昼間の地味さも見逃せない。
こんな高層ビルがいっぱいの上海だけど,ひとたびメイン通りを外れると,昔の上海の風景(らしい)が見えるのがおもしろいところ。
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●乗り物編
空港から市街へのアクセスは,リニアモーターカーである。
まさかまさかの430km/h。ほんまかいな,って感じで,あんまり実感はなかった。乗車時間も8分で味気ないし。
しかし市街地へ行くには,リニアを降りてさらに地下鉄に乗り換える必要があって,これが結構不便。そのうちリニアが延伸するんだろうか?
上海と北京にだけあるという地下鉄。地下鉄の切符は,有人窓口と自動券売機で買えるんだけど,自動券売機の方はトラブルが多いらしくて,あんまり使われていないようだ。ボロボロの紙幣が多いので,たしかにこれでは機械に通らんだろうなぁ,という印象。
改札は全く酷い構造である。いちおう非接触式のICカードではあるんだけど……けど……。
国鉄?の場合は,駅と切符売り場が別になっているようだ。切符を買ったあとは,駅に入る前の改札→手荷物検査→ホームに入る前の改札→列車に入る前の改札……と,くどいくらい改札があった。
列車の中は臭いし汚い。カップラーメンを食べている人が多いから。なんと,列車内にお湯の出る設備があって,乗客はいつでもカップラーメンが食べられるのであった。すごいな。
こっち↑ は優等列車。さすがにキレイで,お湯の設備もない。……と思ったら,その代わりに乗務員がヤカンを持ってウロウロしていた。みんなそこまでしてカップラーメンが食べたいのか。
一般の道路は,車と原付と電動チャリみたいなのがビュンビュン行き交っていて,ほとんど無法地帯。歩行者の優先順位はかなり低く,命がけで道を渡らなければならなかった。たぶん事故も多いんだろうなぁ。
これは,川底のトンネルを渡る観光用の変な乗り物。とにかく変だった。乗ってみればわかる(ぉ
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●観光編
行ったところ
@上海
・豫園
・テレビ塔
・外灘の遊覧船
・外灘観光トンネル
・上海博物館
・外灘周辺
・浦東周辺
・南京路周辺
・上海雑技団
・足つぼマッサージ
@蘇州(上海から鉄道で最短40分)
・獅子林
・拙政園
・北寺報恩塔
・おう園(漢字が出ず)
@杭州(上海からバスで3時間)
・西湖,三潭印月
・中国茶葉博物館
・霊穏寺
特筆すべきは,豫園である。ちょうど,3/4まで春節(旧正月)のお祭りをやっていた関係で,非常に賑やかなことになっていた。長崎で「ランタンフェスティバル」ってのをやってるけど,それの本家である。
すごい人,すごい電飾だった。とはいえ,日本には旧正月を祝う習慣がないから,正直これだけ浮かれているのを見るのも変な感じであった。
あと,道端で爆竹を鳴らしまくっていた。これも春節だかららしい。最終日の3/4には,夜中まで花火が上がっていた。賑やかなのが好きだなぁ。
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そんな上海旅行であった。いやぁ,楽しかった。
あと,写真庫を作ったので,気が向いたらいろいろ写真をアップしていきます。
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