2004年08月07日
青春18きっぷを使った,中国山地をいったりきたりする鉄道旅行。行程の詳細はこっちのエントリをどうぞ。
旅の始まりは,徳島駅……のとなりの佐古駅から。18きっぷの常備券(赤券)もここで売っている。
いつものように乗り継いで,岡山駅まで向かう。
岡山では来年国体があるらしくて,国体マスコットキャラクタが至る所にいた。ちなみにマスコットは,「ももっち」らしい。前髪が微妙に桃太郎。しかし“○○っち”っていうネーミングはいかがなものかと。
赤信号の秒数が表示される信号も発見。大阪にあるのは有名だけど,大阪以外にもあるんですなぁ。
岡山からは伯備線で新見まで。新見では時間があったので途中下車してみる。
1枚目の写真は,高梁川。夏らしい雲も出ていて,清々しい日である。
新見駅前では,「全国初 電子投票のまち」という看板が誇らしげだ。看板ではあきたらず,記念碑まで建っているという力の入れよう。
調べてみると,2002年6月23日に,新見で全国初の電子投票が行われたようだ。
新見からは芸備線に乗りかえ,木次線の備後落合駅まで。さすがにこの辺まで来ると,乗客の大半は鉄分の多い人たちである。駅前は何にもないが,駅の中はかなり賑わっていた。
駅舎の中には,お決まりの駅ノート。そして,時刻表は結構すごいことになっている。備後落合発,木次線の宍道方面行きは,一日3本。このうちの14時27分に乗車する。
1両編成のワンマンカー。乗客は10数人ほどで,結構空いている。その割には車掌が2人も乗っており,オレンジカードの販売に精を出していた。
見所が近づいてくると,列車は徐行し,車掌が案内をしてくれる。定期の普通列車だが,さながら観光列車のようだ。この時期の木次線にはトロッコ列車も走っており,かなり観光にも力を入れているよう。
見所は,奥出雲おろちループと呼ばれるループ線と,全国でも数少ない3段式のスイッチバック。そして出雲坂根駅では,わずか3分の停車の間に,かの有名な延命水を一口いただく。
途中,激しい雷雨があり数分の遅れが出たものの,宍道には定刻に到着した。
時間があったため,宍道湖まで出てみようかと思ったが,あまりの暑さに断念。駅でぐったりしていた。後で調べたら,駅から宍道湖は結構近かったようだ。
宍道湖は,その後の松江方面行きの車内で望む。夕焼けの宍道湖。
松江。今日は宍道湖の花火大会?かなんかがあるらしくて,かなり賑わっていた。人も多いし,時間を持て余すので,夕食を取ってから,来た道を引き返して出雲市へと向かった。
出雲市からは,臨時のムーンライト八重垣を迎える。これが本日の寝床となる。
出雲市からの乗客はまばらで,指定席を取っていたが,自由席でも十分座れたようだ。
事前に調べていた通り,座席は簡易リクライニングシートのうえ,前の席の足元もふさがっており足が伸ばせない。快適に眠るにはかなり厳しい環境である。
おまけに冷房はガンガン効いており,深夜にもなると寒すぎてじっとしていられなくなる。乗りなれてる感じの人は,しっかりと防寒具を用意していた。えーと,今は夏なんだけど……。
そんな感じなので,ほとんど眠れないまま,早朝4時50分の姫路駅にてムーンライトを下車した。
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