2005年02月11日
卒論は書き終わった。
あとは発表用のパワーポイント資料を作って発表するだけ……なんだけどこれがまた面倒くさいな。時代をさかのぼってOHP用の資料を作ったらうけるかなあ,と思ったけど余計に面倒なのでやめた。
2005年02月17日
卒論発表は無事に終了。これで大学の課程は全部終わり!
卒業式まではあと一ヶ月ほどだけど,卒業してまたすぐに入学するので,生活は何も変わらない予定。
春休みには,中国地方周遊(2月23日から)と,余裕があれば九州上陸できればいいなあと考え中。
2005年02月20日
2005年02月21日
実は今,ひそかな鉄道旅行ブームなんじゃないかと勝手に思っている。
国内の全駅下車達成(asahi.com)
この人の関連で見つけたんだけど,菊池直恵「鉄子の旅」ってコミックが人気らしい。おもしろそうなんで探してみよう。
23日からは中国地方旅行。せっかくなので,ルートマップを作ってみた。緑の線のところ全部。
当日は朝6時前に出発しないといけないんだけど,22日(明日)には飲み会があるというハードスケジュール。朝起きられるのだろうか。
2005年02月23日
2005年春旅行第一弾は,JR西日本パス。これは山陽新幹線30周年を記念して発売されたもので,JR西日本エリアの在来線特急・新幹線に乗り放題のフリー切符である。かなりお得感のある切符だが,制限が厳しく,使い勝手がかなり悪い。特に二名以上同一行動という条件があるため,今回はけんぢ氏と共に出かけることとなった。
目的地は……無し。とりあえず中国地方周遊ということにしておく。
●出発
早朝6時ごろ,徳島駅に集合する。実はこの前日に飲み会があったため,かなり眠い。よく起きられたものだと思う。
旅の始まりはいつもの高徳線。最初ガラガラだった車内も,山を超えて香川県に入ったあたりから,通勤・通学客でいっぱいになる。この辺もいつも通り。
今回の同行者は,Hi8を使って鉄パワーを発揮していた。写真もいいけど,動画が残るのもいいですな。
そうこうしているうちに瀬戸大橋線を経由して,児島からはいよいよJR西日本エリアに突入。そのまま岡山駅に到着する。
●急行つやま
岡山駅で,津山線の急行つやまに乗り換える。たぶん初の急行列車乗車だったので楽しみにしてたんだけど,なんのことはない,普通の列車だな……。これだと快速でもいいのではないか。
津山からは姫新線で西に向かい,新見から伯備線の特急スーパーやくもで山陰へと向かう。やくもはビジネス客で賑わっていた。
●米子
米子着。乗り換え時間が少しあったため,米子駅前を散策する。
米子は山陰の鉄道発祥の地らしく,駅前には立派な鉄道のモニュメントが建っていた。最初銀河鉄道か何かかと思ったが,単なる天に向かう(?)列車のようだ。
同じく駅前には,鬼太郎とねずみ男の顔出し看板。3日目に行く予定だが,境港は水木しげる氏の故郷であり,鬼太郎を観光に使っている。境港に近い米子でも,鬼太郎を便乗して使っているようだ。
●特急スーパーまつかぜ〜特急はまかぜ
米子にて,次に乗る予定のスーパーまつかぜを待つ。しかしいつまで経っても来ない。
なにごとかと思っていると,江津あたりで人身事故があったらしく,その影響で20分延着するとのこと。いきなり初日からトラブルである。20分延着となると,次の乗り継ぎが間に合わない。特にこの日は宿が夜行列車なので,それに乗り継げないと大打撃である。
予告通り20分遅れて列車は到着。さっそく接続の有無を車掌に問うたが,いま確認中ですと言ったきり返事が来ない。結局うやむやにされたが,次の普通列車は待っていてくれた。この普通列車から,浜坂でさらに特急はまかぜに乗り継ぐ。はまかぜも待っていてくれた。着いた途端に発車ベルが鳴る,乗り継ぎ0分。かなりしんどい。
途中,餘部鉄橋を通過する。一度来たから覚えていたものの,特急だと速すぎて気づかないうちに通り過ぎてしまいそうだ。鉄橋の上から見下ろす街は,うっすらと雪化粧。
ガラガラだった車内だが,城崎からは大量に乗客がある。この城崎駅,3月のダイヤ改正で城崎温泉駅に変わるらしく,駅名標はすでに新しいものになっていた。いちおう「温泉」の部分を隠してはいたが,隠しきれておらず丸分かりなのがおかしい。
●大阪
はまかぜに乗ること4時間弱,山陰から遠路はるばる大阪に到着する。
先のスーパーまつかぜ延着の関係でお世話になった家族連れのお父さんが居たのだが,結局,米子から大阪まで一緒だった。奥さんと子供2人を連れて,この行程はすごい。5時間乗りっぱなしで全然騒いでいなかった子供も驚愕である。大阪では,はまかぜと一緒に記念撮影をしていた。
このはまかぜ,国鉄色なのは先頭車両だけで,あとはネズミ色の塗装。隣には寝台特急日本海がいた。
そして今夜の宿,寝台特急あかつきがやって来る。このあかつきの最後尾,レガートシートが寝床。そこは普通車指定席の扱いのため,この切符で乗れるのである。
レガートシートにすでに乗っていたのは1組2人。この人たち,朝の急行つやまに乗ってた人たちである。はるばる巡って,またあかつきで乗り合わせた。同じようなことを考えている人が多いのか,今回の旅ではこういうことが多かった。
その後,岡山を過ぎた辺りからさらに2組(4人)が乗ってくる。この日の乗客は4組(8人)。驚くべきことに,早朝4時の下関駅で全員が下車した。あかつきは長崎行きだが,下関を過ぎるとJR九州となるため,この切符では乗れない。だから下関で降りるのである。ということは,みんなJR西日本パスなのか……。
●この日の行程
徳島 615〜808 高松
高松 823〜915 岡山(快速マリンライナー14号)
岡山 927〜1028 津山(急行つやま)
津山 1033〜1204 新見
新見 1220〜1321 米子(特急スーパーやくも9号)
米子 1455〜1600 鳥取(特急スーパーまつかぜ10号)[20分遅延]
鳥取 1604〜1640 浜坂 [14分遅延]
浜坂 1642〜2012大阪(特急はまかぜ6号)[9分遅延]
大阪 2103〜428 下関(寝台特急あかつき)
2005年02月24日
●下関の朝
早朝4時頃,いそいそと目覚める。暑くてあまり寝られなかった。暑くなったら冷房が入り,寒くなったら暖房が入るという謎の空調。もう少し温度管理をしてほしい。
4時28分,定刻通り下関駅に到着する。車掌さんが起こしに来てくれて,レガートシートの客は全員下車。寝台の方からもカメラを持って何人か出てきた。
なかなか出発しないので何事かと思っていると,機関車の付け替えが行われるようだ。そういえば九州は交流なのか。朝も早くからご苦労様です。
●長門本山駅
山陽本線上りの始発を待って,2日目の出発。山陽本線,宇部線,小野田線を経由して,長門本山駅を目指す。
この長門本山駅のある小野田線長門本山支線は,2年前まで日本最古の電車が走っていたところである。いまは普通の電車に置き換わっているが,それでも一日5往復,しかも朝の7時台2本と夕方3本のみという,極端に乗りつぶし泣かせのダイヤがおもしろい。最初は神戸の和田岬支線のような通勤時に混む路線なのかなと思っていたが,全くそういうことはなく,長門本山行きに乗っていたのは3人。うち2人はワタシらで,残りの一人も写真を撮ってそのまま折り返した。ということは,普段は乗客0人か……。
折り返しの列車には,通学の人らが数人乗ってきた。なんとも,のどか。
●さくぶさ
再び下関駅に戻ってくると,なにやらざわざわしていた。もうすぐ「さくら・はやぶさ」が入線するという。言わずもがな,この「さくら」をはじめ,「あさかぜ」,あとで乗る「いそかぜ」は3月のダイヤ改正で姿を消す。
しばらくすると,さくぶさ入線。さすが「さくら」「あさかぜ」「いそかぜ」がすべて停車する下関駅である。プチ祭りになっていた。身を乗り出して写真撮影をし,警笛を鳴らされまくる人々。こんな光景もあとわずか。
●いそかぜ
さくら同様,あと少しで姿を消す「いそかぜ」に乗る。指定が取れなかったので自由席に並ぶも,ホームは自由席待ちの人で溢れかえっていた。駅員が停車位置を知らないというアクシデント(?)があったので,ホームはかなり殺伐としていたが,いそかぜは定刻通り下関駅に到着。
しかし,禁煙自由席はすでに立ち客が出ている。急いで喫煙席に走り,なんとか座ることができた。ヤニ臭いのに耐えて約2時間半,日本海沿いを北上する。禁煙席の方はずっと超満員。鉄分高し。
●スーパーおき〜ひかりレールスター
益田で特急スーパーおきに乗り換え,山口線を快走して再び山陽側へ。幸い指定席が取れていたのでよかったものの,自由席はかなり混んでいた。大学入試の影響もあったのかもしれないが,それにしても混みすぎ。
新山口で新幹線に乗り換える。久しぶりの新幹線は,アトラクション感覚で楽しめる。速い速い。しかもレールスターは,グリーン席なみの4列シートで快適。
●芸備線
この日はまだまだ続く。広島で新幹線を降り,芸備線に入る。快速みよしライナー。
のんびりと山を登っていく。この日は特急や超特急ばかりに乗ってきたが,旅はやはりローカル線の鈍行がいい(快速だけど)。
しばらくすると,雪が激しくなってきた。北へ行くに連れ,雪は深くなってくる。
途中,三次で乗り換え,備後落合に着いたころには,一面の銀世界になっていた。
山間の無人駅,備後落合駅は,芸備線の上下列車,木次線の列車が勢揃いし,ほんの少しだけ賑やかになった。昔は鉄道の要衝として栄えたらしい。
この日はそのまま芸備線で新見へ抜け,特急やくもで米子まで。米子で宿をとる。
●この日の行程
下関 541〜623 宇部
宇部 630〜641 宇部新川
宇部新川 643〜708 長門本山
長門本山 714〜719 雀田
雀田 721〜736 小野田
小野田 739〜820 下関
下関 920〜1159 益田(特急いそかぜ)
益田1230〜1400 新山口(特急スーパーおき3号)
新山口 1413〜1445 広島(新幹線ひかり364号)
広島 1500〜1626 三次(快速みよしライナー)
三次 1627〜1737 備後落合
備後落合 1805〜1921 新見
新見1928〜2041 米子(特急やくも23号)
2005年02月25日
3日目。当初の計画では,米子から「スーパーまつかぜ」で西に向かい,益田から再び「いそかぜ」に乗る予定だったのだが,指定席が取れなかったため急遽変更。特急で混むのはイヤである。
●境港「水木しげるロード」
この日はゆっくりと米子から出発する。境線境港行きに乗車,約40分で境港に着く。
境港では,周りの景色に反してえらく立派な建物が建っている。最初これ全部が駅舎かと思ったが,駅舎は左の出っ張った小さい建物だけで,大きい方は「みなとさかい交流館」という建物らしい。
境港は水木しげる氏の故郷ということで,鬼太郎や妖怪関連を使った観光に力を入れている。この力の入れ方が半端ではない。
駅前から始まる「水木しげるロード」では,ずらーっと妖怪の像が並んでいる。パッと見では何の変哲もない地方の風景なのだが,どこもかしこも妖怪。なかでも衝撃的なのは,街灯が全て目玉。子供は泣きわめくのではないか。
ただ歩いてるだけでもおもしろいのに,しばらく散策していると,どこからともなく何者かがやってきた。
鬼太郎と目玉おやじだ!!
さすが境港は違う,本物の鬼太郎がいるのだ。この人通りのほとんどない所に突如現れる感じがたまらなくよかった。いいものを見たなあ。
●鬼太郎列車
名残惜しく境港を去ろうと駅に戻ると,鬼太郎列車現る。
この気合いの入ったペイント。しかもヘッドライトが目玉である。
最後まで楽しませてくれる境港。またのんびり来たい。
●新幹線乗りつぶし
さて,これからはガラリと変わって山陽新幹線乗りつぶし。いったん「スーパーやくも」で岡山まで出て,あとはひたすら新幹線に乗る。山陽新幹線では最近自動改札が導入されたらしく,改札前では駅員が何人も立って誘導していた。
そんな岡山から新大阪まで,500系のぞみ。鉄道の世界最高旅客速度である300km/hを初体験。500系はかっこいいなあ。かっこいいけど,鼻が長く座席数が少ないためJRには不評だと,以前川崎重工の人に聞いた記憶がある。正面から見たらミミズだし。
新大阪へは,なぜか数分の延着。何をする時間もなく走って乗り換える。この次はひかりレールスターで博多まで。窓際の指定が取れなかったため,通路側でしばらく睡眠。受験生がいっぱい乗っていた気がする。
この便も4分延着。よく聞こえなかった放送によると,岡山-相生間で何かあったらしい。もともと乗り換え時間を8分しか取っていなかったため,この延着により乗り換えは4分。しかも正反対の方向への乗り換えなので,待ってくれるわけもない。思いっきり走って階段を上り下り。新幹線長い!と思いながら指定席へ走った。最後は700系ひかり。広島を過ぎたあたりから満席になった。
●帰宅
岡山からいつものマリンライナー〜高徳線で帰宅。
なかなか充実した3日間だったなあ。
●この日の行程
米子 917〜956 境港
境港 1043〜1122 米子
米子 1157〜1356 岡山(特急スーパーやくも14号)
岡山 1407〜1451 新大阪(新幹線のぞみ19号)
新大阪1459〜1748 博多(新幹線ひかり367号)[4分延着]
博多 1752〜1949 岡山(新幹線ひかり330号)
岡山 2004〜2058 高松(快速マリンライナー59号)
高松 2107〜2259 徳島
2005年02月26日
23日から25日まで,旅行に行ってきた。目的地はないけど,目的は結構あったので,いつも以上に充実していた気がする。詳細はまたそのうち。
今回の旅行で,JR西日本の乗車済キロは2235.3kmから3488.8kmとなり,達成率は69.9%となった。JR全体としては31.2%,もうすぐ1/3だ。
EV(電気自動車→こんなの)の制作プロジェクトが本格始動し,今日が初会合。
チェーンをしばく。