2004年12月02日
たまたま持ってると「見せてくれ〜」と人が集まってくる時期も過ぎ、そろそろ新札として定着してきた感のある新千円札(ほか2つ)。こんな時期だからこそ、今回の新札登場で一気に取り残された”二千円札“を見直し、有効活用してみるのもまた一興かなあ、と思う今日この頃である。
二千円札は中途半端すぎて使えね〜!! というのが一般論であるように思うが、個人的には大変重宝している。最近もこの二千円札が大いに役に立ったのだ。
どういう風に使うかというと、「使わないお金として常に財布に入れておく」という使い方をするのである。この二千円札は絶対に使わん!と自分に言い聞かせて、その上で財布の隅のほうに仕舞っておくのである。
これがどう役に立つかというと、うっかりお金が足りなくなったときに役に立つのである。例えばレジでお金を払うとき、あれ、お金足りないよ、どうしよう……ってな時である。
こんな状況には滅多にならないが、いざ遭遇したときには二千円札が紙、いや神のように思えてくる。おお、そういえば俺は二千円札を持っていたのか!助かったぜー!! ってな具合である。レジまで行ったのに、おっとまだ買うモノがあったんだ、とか言って いそいそと商品を戻しに行くような小市民的な行動を回避できるのである。
そんなの別に二千円札じゃなくても、「絶対に使わないと決めた千円札」を常に入れておけばいいじゃないか、と思うかもしれない。しかし、所詮は千円札である。二千円札には、「なんとなく使うのがもったいないような気がする」という、他のお札には無い特有のオーラがあるのである。
さらに、他のお札とは存在感がまるで違うので、「気づかないうちに使ってしまう」という最悪の事態も避けられるのだ。それが故に、二千円札はいつまで経っても財布の中にあり続けるのである。
普通に使えないのなら、別の方法を考えればいいのだ。もはや紙幣としての真の役割を忘れられた二千円札に憂いを感じつつ、とりあえずは今日も財布に入った二千円札を確認する日々である。
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