■日本一低い山の謎(2001/3/19)

"日本一高い山"といえば、言わずと知れて富士山であるが、一方、"日本一低い山"には諸説あるようである。いろんな山が、俺が日本一低い山だ! と主張している。よく知らないが「自称日本一低い山」が結構あるように思われる。

そんな中、一番有名なのは大阪の"天保山"ではなかろうか。海遊館のすぐそばにあるので、多くの人が登った経験があるのではないか。

この天保山がおもしろいのは、隣接している丘の方が、標高が上なのである。私も知らずに登ったのだが、「さぁ、天保山に登頂するぞ!」と意気込んで天保山の山頂を目指すも、辿り着くのは単なる丘なのであった。一体どれだけの人が、この丘に騙されたであろう。

ザンネンデシタ

丘の上には、このような皮肉な看板が設置されているので、一目で天保山山頂ではないことが分かる。"ザンネンデシタ"・・・、と。

丘から駆け下りると、すぐ天保山の山頂はあった。・・・嗚呼、それにしてもなんて低い山なんだろう。後方に川が見えるので、どれほど低いのかは察しがつくであろう。

山頂

近くに、天保山の"登山証明書"を発行してくれるところがあるらしい(看板の下に書いてあった)。ここまでくると、もうどこまで本気なのかは分からないが、この洒落っ気あふれる天保山、実に素敵な山である。ユニスタJに行った際にでも、立ち寄ってみてはいかがだろうか。


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