すいか風メロンパン

このパンの醍醐味は、それはもうこのに尽きる。



この写真を見ればその異様な色が分かると思うが、これはもう食品の色ではない。
断っておくが、別に写真を加工しているわけでもない、素でこの色なのである、初めて見た時は腰を抜かした。

構造としては、まず緑色をしている「すいかの皮」に当たる部分、赤色をしている「すいか果肉」部から成り、そして、中に入ったチョコチップが「すいかの種」を模している。
これで「すいか風」だと言っているのであろうが、どう見ても私には腐ったすいかにしか見えない(笑)。
見れば見るほど気持ち悪い、なんかの幼虫みたいでもある。
時間が経つほどに、だんだんと食べる意欲を失ってくる、おそろしい食品。

しかしこの色のインパクトの反面、その味があまりに普通すぎる。
なんというか、全く普通の「メロンパン」と変わらないのである。
「すいか風」なのは見た目だけで、目をつむって食べればただの「メロンパン」。
「すいか風」にした意図がよく見えない、どうせすいかにするなら、もっとすいからしい色にすべきである。(ますます気持ち悪い色になるとは思うが)

というかそもそも「メロンパン」自体、メロンとはあんまり関係ない気もする。
結局、すいかでもメロンでもないのである。

(1999/8/10)




食品データ
品名菓子パン
内容量1個
原材料名小麦粉、砂糖、油脂、チョコ、卵、乳製品
イースト、食塩、乳化剤、膨張剤、イーストフード、V.C
香料、クチナシ色素、コチニール色素
製造者ヤマザキ製パン株式会社
価格100円


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